お付合いの範囲とマナーを共有する
例えば、お歳暮や年賀状などは、その家庭のお付合いの範囲が良く解ります。一緒に暮らす家族として、お付合いのマナーも共有していきたいですね。- ●お歳暮 誰に贈るか、そして贈る品の傾向や金額の目安を共有しておきましょう。また、代替わりしても続けるお付合いか否かも含めて、教わっておくと良いですね。
【参考記事】お歳暮マナー・贈る時期と金額from All About冠婚葬祭
●年賀状 親戚づきあいは、いずれ引き継いでいくものです。また、二世帯住宅で同居しているのであれば、親族などには連名で出すという方法もあります。世帯間でよく相談しておきたい項目です。また、両親の友人・知人など交際範囲を知る良い機会です。一緒に暮らしているのですから、誰と親しいお付合いをしているのか、把握しておいた方が何かと便利なものです。
【参考サイト】正月・年賀状・寒中見舞い from 冠婚葬祭
ワザを伝授してもらう
長年の経験に勝るものはありません。せっかくの二世帯住宅ですから、同居母にベテラン主婦のワザを教えてもらいましょう!●大掃除 掃除のスケジュールやワザを教えてもらえるいい機会です。特に掃除の仕方などは、テレビや雑誌の情報だけが頼りではありません。ベテラン主婦である“同居母”からも、きっといろいろなワザを教えてもらえるはずです。日常の掃除は別々にしていても、大掃除となれば、外回りや窓拭きなど、共有部分を一緒に掃除する機会もあるでしょう。せっかくですから「昔ながらの知恵」の良いところは、積極的に学びたいものですね。
【参考特集】大掃除 from All About
●お節づくり お節のような伝統料理は、ベテラン主婦の母世代にはかないません。最近は有名店のお節が大人気ですが、我が家の伝統の味も大切にしたいものです。知ってて損はありません!手順から味付けまで、しっかり伝授してもらいましょう。娘夫婦同居であれば、実家のお節料理は小さい頃から食べているので、味もなじみがありますし、結婚前に手伝う機会もあったでしょう。しかし、息子夫婦同居は、まずその“味”を教えてもらわなくてはなりません。特に、その家特有のレシピは、同居母からしっかり習いたいものですね。逆に、自分の実家特有のレシピもお披露目すれば、お姑さんからも喜ばれるかもしれませんね。
【参考記事】from 家事の知恵
とっておきの「お重箱選び」/"器"を長く楽しむために
【参考特集】おせち特集 from All About
お互いの文化を知り歩み寄る
●正月準備 門松飾り・しめ縄飾り・お供え餅と、お飾りの飾り方もいろいろ。玄関はその家の顔と言われます。玄関が隣り合わせのプランなどで、二世帯それぞれがバラバラの飾り付けだったり、片方だけが飾りつけてあるのも違和感があるものです。親世帯がしてきた飾り方をベースに、子世帯から現代的な感覚や流行などを提案しながら、二世帯住宅として調和のとれた飾り付けができるとベストですね。●お雑煮 お雑煮は、地方や家庭によってかなり特色がでるものです。一年の初めに食べるものなので、意外とこだわりを持っている人も多いのでは?せっかく2つの世帯が一緒に暮らしているのですから、文化交流ということで、お互いのお雑煮を作ってみるのはいかがですか?1度で2度美味しい気分が味わえますよ。
このように、年末年始をはじめ年中行事をきっかけに、我が家の伝統を伝承していけると良いですね。二世帯住宅は、独立したふたつの世帯が一緒に住むことです。片方の伝統だけを押し付けるのではなく、ふたつの世代・ふたつの世帯の文化を融合していけたら、理想的ですね。
今回は「家事の知恵」ガイドさんからアドバイスを頂きました。この他にも、日常で役立つ家事の知恵が満載です。是非、参考にしてみて下さい。
【参考記事】家事のプラスワン(全8ページ)