基本の薬膳料理・レシピ

更新日:2007年05月23日

コレを食べて不老長寿に?! 薬膳のススメ

身体に穏やかに作用し、長く食べ続けると不老長寿になれるといわれる「上品」食材とは?! 生活習慣病の予防や健康維持に必見!! 究極のアンチエイジング食材&おかゆレシピで、アナタも仙人になりましょう!

今から2千年位前に書かれた中国の『神農本草経』という薬物書では、長く食べ続けると不老長寿になれ、身体に穏やかに作用するので、多用しても毒がないといわれるものを「上品」(上薬とも)と呼んでいました。

嬉しいことに、これらに分類される食材は、現在でもよく使われるものばかりです。ということで今回は、いつまでも元気でハッピーでいられるための、究極のアンチエイジング「薬膳のススメ」と、上品を使った「薬膳レシピ」をご紹介しましょう!

【 INDEX 】
・究極のアンチエイジング食材のあれこれ ⇒ p.1
・覚えておきたい! 基本の薬膳粥レシピ ⇒ p.2

薬膳のススメ! 不老長寿食材のあれこれ

イメージ
写真上から時計回りに山薬(長いも)、枸杞子(クコ)、ヨクイニン(はと麦)、大棗(なつめ)
「上品」に分類される食材の特長としては、どれも作用が穏やかだということ。つまり、継続的に使用することでカラダの調子を整え、自己治癒力を引き出すので、食生活を見直したい人や、生活習慣病が気になる人にぴったりなんですね。さっそく各食材と、それぞれの特長に参りましょう。

■なつめ
クロウメモドキ科の植物の果実で、生薬名は大棗(たいそう)。胃腸の働きを助け、元気パワーや血液を増やしてくれる。干したなつめを砂糖でからめたお菓子や、韓国料理の参鶏湯(サムゲタン)にも入っていますね。毎日3つ食べると年を取らないのだとか!?

■クコの実
ナス科クコの果実で、生薬名は枸杞子(くこし)。疲れ目や視力の低下などの目のトラブルに優れ、血液を補うので貧血によるめまいや、滋養強壮にもいい。薬膳料理といえば「クコの実」と浮かぶくらいポピュラーなものですが、その働きを見ると納得。

■はと麦
イネ科の植物で、外皮を除いたものを生薬のヨクイニンと呼ぶ。身体の余分な水分を外に出すので、むくみによく、消化機能を高めるので下痢にも用いられる。肌をなめらかにしたり、解毒する働きもあるので、にきびや吹き出物、民間ではイボ取りにも使われる。

■長いも
ヤマノイモ科ヤマイモの茎根。生薬では、ヤマイモの外皮を除いて乾燥させたものを「山薬」(さんやく)と呼ぶくらい、パワーのある食材で、胃腸の機能を高めスタミナをつける。下痢やおりもの、遺精、軽度の糖尿病にもおすすめ。消化吸収をよくするなら、生食がベスト。

■朝鮮人参
ウコギ科オタネニンジンの根で、生薬名は御種人参、人参など。『神農本草経』には「五臓を補い、邪気を除き、心を開き、久しく服すれば身を軽くし、年を延べ老いず」と書かれている。滋養強壮、不老長寿には欠かせないもので、高価ゆえに、ニセモノにはご注意あれ。


ちなみに、病気を予防するために体力をつけるが、長時間使用すると副作用の出る恐れがあるものを「中品」、病を治すことを目的とし、毒性が高いのを「下品」と分類し、全部で365種類もの薬の強弱、格付けをしていたようです。それぞれの特長を活かし、体質や体調によって使い分けるのが薬膳でも大切だということですね。

では次のページで、身近な「上品」食材でできるカンタン薬膳、「基本のおかゆ:山薬仙人粥」をご紹介しましょう。
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杏仁 美友

自身の体調不良が漢方で改善できたことを機に、本格的に漢方・薬膳の分野を学んできました。国際中医師・中…

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