ワード(Word)の使い方/画面表示・カスタマイズ

うまく使い分けようワードの表示モード(4ページ目)

Word 2003に用意されている表示モードの特徴と使い方を紹介します。表示モードを使い分けることで、文書作成の効率がずいぶん違ってくると思います。また、Word 2007の表示モードについても簡単に触れました。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

アウトラインモード~起承転結のある文章を書くために活用したいモード

小学校の作文の時間、「起承転結を考えながら書きなさい」と教えられました。言い換えるなら「論理的な文章を書きなさい」ということですが、アウトラインモードはまさにそのために用意されているモードです。

アウトラインモードでの主な作業は、段落に上下関係を設定することです。本文が最も下、小見出しがその上、中見出しがさらにその上で……という具合に、段落に対して上下関係を付けることで、文書の構成を考えていくのです。

具体的には、大見出しや小見出しを決め、各見出しに「アウトラインレベル」と呼ばれる数値を設定していきます。見出しがしっかり固まれば、あとはその見出しに従って文章を書いていくことで、自然と論理的な文章が完成する、というわけです。

現実には、途中で構成を変更したり、文章を書き換えたりしてなかなかスムーズには進みませんが、アウトラインモードが作業の助けになることは確かです。長文の論文やレポートを書くときは、ぜひ活用したいモードです。

アウトラインモード。論理的な文章を書くとき役立つモードです。長文のレポートや論文を作るときは、ぜひ活用しましょう。
アウトラインモード。論理的な文章を書くとき役立つモードです。長文のレポートや論文を作るときは、ぜひ活用しましょう。


印刷プレビュー~「印刷したらどうなるか」を確認したいとき必須

[ファイル]→[印刷]を選択すると表示されるのが印刷プレビューです。文字通り印刷をプレビューする画面で、実際に印刷したのと同じ状態を画面上に再現します。表示倍率の変更、複数ページの表示などもできるので、個々のページのレイアウトを確認したり、文書全体の流れを確認したいときにも便利です。

印刷プレビューでは、文書を編集することもできます。ツールバーの[拡大]ボタンをクリックして、オフにしてみてください。それまで虫眼鏡の形をしていたマウスポインタが通常のポインタに変化し、文字の編集ができるようになります。

前述の印刷レイアウトモードとは異なり、編集用の記号もまったく表示されないので、印刷状態のままで編集することができます。再び[拡大]ボタンをクリックしてオンにすれば、もとの状態に戻ります。

印刷プレビューを終了するには、ツールバーの[閉じる]ボタンをクリックしてください。

印刷プレビュー。印刷された状態を画面上で再現するモードです。ツールバーの[拡大]ボタンをオフにすれば、文書を編集することもできます。
印刷プレビュー。印刷された状態を画面上で再現するモードです。ツールバーの[拡大]ボタンをオフにすれば、文書を編集することもできます。

Word 2007の画面表示は?
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