企業のIT活用/システム導入事例

風林火山 武田信玄、砥石城攻めで大敗(3ページ目)

戦国武将に学ぶシステム作りNo11です。武田晴信の砥石城攻めが始まりました。ところが水の手を断ったのに城はなかなか落ちません。そこへ村上義清の後詰の知らせが入ります。退却すべきか信玄は悩みます。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

そしてその時:武田軍の大敗北 砥石崩しへ

プそしてその時:武田軍の大敗北 砥石崩しへ
そしてその時:武田軍の大敗北 砥石崩しへ
「あれは何だ!」兵が声を上げます!

「馬に水をかけているぞ!」
兵の声に武田晴信は目を疑います。

砥石城を眺めると、馬の背に水がキラキラ光っています。
「馬鹿な、城の水の手は切ったはずではないか。」武田晴信はうめきます。

実は村上軍の一世一代の大芝居でした。米倉から白米を桶に入れて持ってきて、馬の背に白米をかけ馬を洗って見せたのです。

そこへ村上軍が後詰に向かっていると知らせが入ります。

山本勘助が武田晴信に進言します。「殿、退路が断たれては一大事、退却の下知を!」

「おのれ、村上め!全軍引き上げだ」

武田晴信の退却命令が出ましたが、時すでに遅し、村上義清自らが2000人の本隊を率いて後詰に到着しました。村上軍と砥石城から出た兵が退却する武田軍に襲いかかります。この戦いで武田軍は1000人に及ぶ戦死者をだし、武田24将の一人、横田備中守高松が戦死します。

これが世に名高い「武田信玄の砥石くずれ」です。

失敗に気付いても後戻りできない

「社長、これ以上はプロジェクトを続けても無理です。パフォーマンスの改善は予定通りに上がっていません。これ以上、機能削減をすれば現場では使いものになりません。」プロジェクトリーダーが再度、進言を行いました。

「ううむ、これだけ投資をしたのに。」無念でしたが、社長はプロジェクトの中止を命令しました。

武田信玄の砥石くずれ その原因は
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