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電池・充電不要の懐中電灯って?

地震などの非常時はもちろん野外のレジャーにも活用できる、長寿命のバッテリーレス携帯電灯が、ネットショップを筆頭に人気である。人間の力で発電するこの携帯電灯、物理学の基本原理が使われている。

執筆者:木村 勝己

ニューヨークの大停電、これは海外の話だけではない、私達の身近にも地震、雷、台風と停電がいつ起こるかわからない。

いざ、懐中電灯を取り出してみても、バッテリー切れや液漏れなど役にたたない場合がありそうだ。

頼りになるのは自分の力

ノーバッテリーライト写真提供:リバートップ


そのような時頼りになるのが、“ノーバッテリーライト”である。名前のごとくバッテリーが要らない懐中電灯なのである。最後に頼りになるのは自分の力、その力を存分に利用しようというのだ。

上下に振ると電磁誘導により発電する
説明図提供:リバートップ
仕組みはこうだ。筒の中にはコイルが巻かれており、その中を磁石が上下に動くようになっている。この筒を上下に振ると磁石がコイルを往復し、電磁誘導※により電流が流れる。これを蓄電させて利用する。


※英国の物理学者マイケル・ファラディーが発見し、ファラディーの電磁誘導の法則として有名。磁場の中で電線を動かすとそこに電流が流れるという法則で、現在の発電機の原理になっている。




省電力と長寿命

30秒振ると約5分間点灯させることが出来る。そのために光源には電球を使わず、高輝度のLED(発光ダイオード)を使用して省電力化をはかっている。半永久的に使用できる半導体のLEDを使ったことにより、電球の交換といったメンテナンスも不要になっている。
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