営業の商談・ヒアリング

更新日:2002年02月06日

【特集】仕事で使える「一芸」を身に付ける 人間関係をよくする「聞く技術」

人は自分の話を聞いてくれる人を好ましく思います。人間関係をよりよいものにしたいなら、上手な「話し方」ではなく、上手な「聞き方」を身に付けるほうがよいのです。

相手を受け入れる「受容」

私たちは、相手の話を素直に聞けないものです。相手と自分は違う価値観を持っていますから、相手の話を聞くとどうしても「自分の意見」が出てきてしまうのです。相手にアドバイスしたくなったり、説教したくなったり、反論したくなったりするのは、相手の話を素直に聞いていないからなのです。

相手の話を素直に聞くためのスキルが「受容」です。受容とは、相手を評価したりせずに、相手をありのまま受け入れるということです。自分と相手の価値観にどんなに大きな違いがあったとしても、相手を無条件で肯定的に受け止めるのが受容のスキルです。

私たちは、自分と相手の価値観に大きな違いがあると、相手の話を受け入れるのに抵抗を感じます。これはなぜかというと、「相手の話が自分のこと」になってしまっているからです。

例えば、ジャイアンツファンのあなたが、友人から「ジャイアンツは嫌いだ」という話を聞くと「なんだと!」と怒ってしまうのは、相手の話と自分の話を同じ土俵に上げてしまうからです。友達はジャイアンツが嫌い。自分はジャイアンツが好き。それでいいのです。

相手の感情を聴く「共感」

人の話を聞くときに最も大切なのは、相手の「感情を聴く」ということです。「感情を聴く」とは、相手の話す言葉をただ聞くだけではなく、言葉に込められた思いに耳を傾けるということです。

あなたのまわりの聞き上手さんを思い浮かべてみてください。その人は、あなたが話すとき、あなたの気持ちを感じとって「共感」しながら話を聞いてくれているはずです。

聞き上手になるための最後のスキルは「共感」です。共感とは、相手が感じているように自分も感じることです。相手の感情を自分のもののように感じることです。もう少し深く考えると、相手の立場になって相手の気持ちを想像することで、相手が見たり考えたりしている世界(主観世界)を体験することが共感です。

私たちは、相手が共感しながら聞いてくれると「ちゃんと気持ちが伝わってる」「分かってくれている」と感じ、安心して話を続けることができます。逆に、相手に共感してもらっていないと、「気持ちが伝わっていない」と不安になり、話す気にならないものです。

共感は、相手の気持ちを想像することで実現されますから、その想像が的外れなものだった場合、共感は失敗に終わります。しかし、それは仕方ありません。プロのカウンセラーだって共感は百発百中とはいかないのです。

共感に失敗した場合は、もう一度共感にトライすることが重要です。失敗とリトライを繰り返しながら、少しずつ相手の気持ちに近づいていければよいのです。

ページ: 1 2 3 4 5


【特集】人間関係をよくする「聞く技術」
第1のスキル うなずきとあいづち
第2のスキル オウム返し
第3のスキル 開いた質問と閉じた質問
第4のスキル 受容と共感
13 4 5
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

西野 浩輝

上場企業を中心に営業、交渉などの研修講師として活躍。受講者数3万人。「5分で売れる! 営業ノウハウ」…

続きを読む

住まいには、人の個性がよく現れるもの。同じ空間をどのように使うかで、雰囲気も、快適さも大きく変わってくる。ここでは、「建築家と家を建てる」ガイド の川畑博哉氏が厳選した10軒を紹介し、建築家それぞれのこだわりのポイントを紹介しよう。建築のプロたちが考え出した、マネしたくなるアイデアが満載! さぁ、いますぐチェック!

ビジネス・教育関連コミュニティ

北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ

メルマガ登録

【ビジネスメルマガ】転職・起業・ビジネス実務・スキルアップに関連する、厳選お役立ち情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About ウェブマガジン

女性向け

雨が楽しくなる!レイングッズ15

男性向け

マネしたくなるアイデア住宅

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?