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ジャムのある食卓を愉しもう

パンとチーズとワイン、それにジャム。「いがらしろみさんに学ぶジャムのあるおいしい食卓」をテーマに開催されたセミナーで提案されたおいしい取り合わせをレポートします。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

チーズとパンとワイン、それにジャム

クラブ ド サントノーレの第2回目のセミナー「いがらしろみさんに学ぶジャムのあるおいしい食卓」では、ろみさんによるデモンストレーション講演の後に、ブフェスタイルのミニパーティがあり、参加者はそこで実際にジャムとパン、チーズ、ワインを合わせて楽しむ経験をしました。

チーズ、ハム、ロミ・ユニコンフィチュールのジャム。自由に組み合わせを楽しむ立食パーティ。


本日のチーズ

本日のチーズ

テーブルに並んだチーズは6種類。前回同様、チーズプロフェショナル協会理事の佐藤優子さんの説明がありました。左上から時計回りに簡単にご紹介します。

オッソイラティー
バスク地方の羊乳のセミハードタイプ。地元ではチェリージャムとあわせるのがポピュラーなのだそう。生ハムやはちみつと、サンドウィッチにもよさそうです。

バラカ
白カビタイプ。バゲットはもちろん、ドライフルーツ入りのパンと好相性、ということはもちろんジャムとも合うわけです。

本日のパン

本日のパン

ゴルゴンゾーラ ピカンテ

青カビタイプでは日本で一番人気。熟した洋ナシと最高の相性といわれています。今日は、パイナップルのジャムやバナナのジャムとあわせてみました。

サントモール
シェーブル(山羊乳)チーズ。今日用意されたものは熟成が若めで酸味があり、ジャムとも合いやすいと紹介されました。

マンステール
アルザス地方のウォッシュチーズ。今日はアルザスの旅のお話があったのでセレクトされました。

このほかにどんなジャムとも相性のよいマスカルポーネが用意されていました。

ブリオッシュとマスカルポーネに好みのジャムを合わせる

ブリオッシュとマスカルポーネに好みのジャムを合わせる

この日のパンは、ポンパドール、メゾンカイザー、ドンクより調達されました。バゲット、ミルクロール、クルミとイチジク、ライ麦パン、ブリオッシュなど、チーズやジャムとあわせるのにおいしい名脇役たちです。

クラブからのおすすめの食べ方は下の2枚の写真をご覧ください。

ブリオッシュとマスカルポーネにジャムをあわせると、ショートケーキのような味わい。デザートになりました。

ライ麦パンにサントモールと生ハムをのせていちごのジャム

ライ麦パンにサントモールと生ハムをのせていちごのジャム

おいしいパンをつくったり、販売したり、広めていくひとは、パンのまわりにあるものを知る必要があります。でも、忙しく日々の仕事に追われていると、そうした機会を持ちにくいもの。それをよく知っているクラブ ド サントノーレだからこそ、セミナー後にこうした小さなパーティを企画するのでしょう。

それは参加者にとってとても有意義な時間だったのではないかと思います。おいしく楽しい時間を経験することは、おいしいものをつくり、楽しい時間を提供する人になくてはならないことだからです。

【関連記事】

クラブ ド サントノーレ

【第一回】志賀勝栄氏に学ぶ

【第二回】お菓子みたいなジャムを学ぶ

【第三回】ZOPFに学ぶパン作り
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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