ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン関連情報

夏場はトレイルランで逞しさを身につける!(3ページ目)

何回もサブスリー一歩手前で失敗してしまう原因は…。ちょっと過保護すぎるのでは? たくましさを起伏走やトレイルランで身につけ、マラソンという距離にも時間にも慣れてしまえばサブスリーは目の前に。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

「慣れる」とは、自分をコントロールできること

階段走
トレイルが近くになければ、階段でも歩道橋といった小さな起伏でもいいから、練習コースにたくさん起伏を取り入れる
前ページに挙げた三つのトレーニングは、必ずその目的を意識して行うことです。ただ、予定の時間や距離をこなせばよいのではなくて、その間に体がどのように変化していくのかを確認しつつこなさなければ、トレーニングが次に生かせません。

大事なことは、

1、時間で慣れる
2、距離で慣れる
3、速度で慣れる

慣れていれば動揺せずに自分をコントロールして対応できます。それがたくましさだといってもいいでしょう。サブスリーを目指す体づくり段階(2月の東京マラソンを目標とすると、9月頃まで)としては、時間に慣れ、距離に慣れるトレーニングに比重を置きます。

それにしても、時間に慣れるといっても,3時間(距離にして37km前後)、距離に慣れるには42km(時間にして3時間25分前後)を走るのは、飽きもするし、この暑い中大変です。暑い中を、脱水症状や熱中症を気にしつつ、上がらぬスピードにいらいらしつつ苦しむ長時間練習では、走るのもいやになってしまうでしょう。

そんな季節に、私がおすすめしたいのは、やっぱりトレイルランです。たくましさを育んでくれるトレイルランですが、夏場は快適なトレーニング方法でもあります。森に入ると気温がグンと下がります。太陽の光もさえぎります。フィトンチッド効果で、体に抵抗力がつき気持ちを落ちつかせます。夏の間は、トレイルランで涼しく基礎体力作りと”慣れ”作り、そして涼しくなったらばトラックでのスピード養成トレーニングを開始するというのが、私のサブスリー輩出メソッドです。

2月までの長期練習スケジュール


  • 7月~9月半ば 週末はトレイルランでスタミナ養成
  • 9月半ば~10月 ビルドアップ、トラックでスピード養成+週1回は30km以上
  • 11月初旬    走り込み
  • 11月後半    フルマラソン出場(弱点チェックの試走として)
  • 12月前半    疲労抜き
  • 12月後半~1月 走り込みと弱点の重点補強
  • 2月初旬    スピードチェック(ハーフ出場)
  • 2月18日    東京マラソン サブスリー悠々達成!



<関連リンク>
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注目トレイルラングッズ-パック・ウエア
Sub3.net
とっとこサブスリークラブ
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