妊娠初期/つわりの基礎知識

つわりの時期と症状

生理が遅れて「もしかして妊娠?」と思うころから、胃の不快感や吐き気を伴うつわりが始まります。50~80%の妊婦さんにはなんらかの症状がありますが、つわりがないという人も約20~50%くらいいるようです。

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症状も期間もさまざまです

生理が遅れて「もしかして妊娠?」と思うころから、胃の不快感や吐き気を伴うつわりが始まります。50~90%の妊婦さんにはなんらかの症状がありますが、つわりがないという人も約10~50%くらいいるようです。

一般には、妊娠4~6週ぐらいから始まり、12~16週ぐらいには落ちついてくる場合がほとんどです。つらさのピークは妊娠7~9週ごろという人が多いでしょう。とはいえ、10週ぐらいに早々と症状から解放されてしまう人もいれば、赤ちゃんが生まれるまでずっと続いていたという人もいます。

期間もさまざまなら症状の程度もさまざまです。いつもよりムカムカするなあという程度の軽い人もいれば、つわりの間中寝込んでしまったり、妊娠悪阻(にんしんおそ)といって、つわり症状が悪化し、脱水、栄養障害、代謝障害をきたして入院となるほど重症になる妊娠悪阻(にんしんおそ)になる人も1~2%くらいいます。

また、つわりといえば食欲がなくなり、思うように食事がでくなくなるイメージがありますが、その反対に、何か食べていないと落ち着かないという“食べづわり”になる人もいます。
 

 

つわりのおもな症状

  1. むかつきや吐き気、嘔吐
  2. 眠くてたまらない
  3. 頭が重い
  4. 体がだるい
  5. 唾液が多くなる

これもつわりの一種です

  1. においに敏感になる
  2. 偏食傾向になる
  3. 「食べづわり」 何か食べていないと落ち着かない

こんなときは病院へ

次のような症状があったら病気の範ちゅうです [妊娠悪阻(にんしんおそ)]
  1. 朝から晩まで吐いている
  2. 体重が4~5kg減った
  3. 水分を受けつけない
  4. 尿がほとんど出なくなった
  5. フラフラする
     

原因はまだわかっていない

妊婦さんたちを悩ませるつわりですが、どうして起こるのかということについては、まだはっきりとはわかっていないというのが本当のところです。

有力な説なのは、将来胎盤になる絨毛から分泌される、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCD)というホルモンが、嘔吐中枢を刺激しているのではないかという説です。
また、人には体の中に入ってきた異物を排除しようとする働きありますが、半分が父親由来の赤ちゃんは、異物とみなされ、アレルギー反応のようなものとして、つわりがおこるのではないかという考えもあります。実際、2度、3度と妊娠を重ねると、体が前の妊娠のことを覚えていて、症状がきつくなる傾向があります。

いずれにせよ、女性の体の中ではこれまでにない劇的な変化が起こっているのですから、体の機構がそれについていけなくなることもあるでしょう。それでも、つわりは、あなたの体を赤ちゃんが発育してゆくのに、最高の環境にかえてゆこうとする反応ではあることは間違いありません。

更新日:2013年08月20日

(公開日:2010年08月23日)

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