妊娠初期/妊娠2ヶ月

妊娠4週目のエコー写真・胎芽や胎嚢・初期症状や流産のこと

妊娠4週目の胎芽・胎嚢の大きさや発達・エコー写真をご紹介します。妊娠四週(4w)でも、母体は妊娠検査薬や基礎体温表でうっすらと陽性の反応が分かるかもしれません。体がちょっとだるくなるなどの妊娠初期症状を感じることもあるでしょう。気になる初期流産の知識も知っておきましょう。

竹内 正人

執筆者:竹内 正人

妊娠・出産ガイド

妊娠4週目の胎児の大きさ・エコー写真・胎嚢

妊娠4週目(4w)、胎児のエコー写真・超音波写真

妊娠4週目(4w)、胎児のエコー写真・胎嚢の超音波写真

■妊娠4週目
  • 妊娠2カ月
  • 受精から14~20日目
■胎芽(胎児)の大きさ 
  • 頭殿長(座高)が0.4mmほど
妊娠4週(4w)は、超音波検査ではまだ赤ちゃんは見えてきませんが、すでに受精卵の50倍の大きさに赤ちゃんは成長しています。胚盤が2層から3層構造になり、赤ちゃんの細胞が、外側(外胚葉)・中間(中胚葉)・内側(内胚葉)と3つのグループに分かれて仕事を始めるようになりました。
<目次>

通常妊娠4週後半から胎嚢が確認できる。大きさは7mm程

なお本来は、妊娠8週目未満の赤ちゃんのことを「胎芽」と呼び、成長に必要な器官が成熟してくる8週以降は「胎児」と呼びます。妊娠初期に胎児が入っている袋が「胎嚢」です。

超音波検査では、胎嚢をGestational (妊娠)Sac(袋)の頭文字をとった略語で「GS」と表します。経腟超音波では胎囊径が2~3mm(4週1日~3日に 相当)あれば描出可能です。通常、4週の後半から確認できますが、胎嚢の発育は個人差があり、正常妊娠でも妊娠4週では確認できない場合もあります。遅くても5週の始めには確認できます。

妊娠4週の胎嚢の大きさは7㎜程(2~16㎜)で、1日約1㎜成長します。楕円形で発育するので、最大径は個別差が大きいです。胎嚢径を測定するのは、妊娠6週で胎芽(胎児)の心拍が確認されるまでで、心拍確認後は通常は胎嚢径を測定しなくなります。
 

妊娠4週目の赤ちゃんは、発達細胞が爆発的に増えている時期

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妊娠4週目(4w)に入ると、胎児の細胞は爆発的に増えます

妊娠4週(4w)は、0.1mmのひとつの受精卵が分裂して、爆発的に増えている赤ちゃんの細胞は、「胚盤胞」という塊から、扁平で小さな円盤状の2つの細胞のグループからできている「胚盤」へと発達します。その胚盤のおしり側から、脳や脊髄を作る原始線条と呼ばれる肥厚した線ができてきます。なんとなく頭がどこかもわかってきました。
 

妊娠4週目は胎児の血管のもとができてくる

妊娠4週(4w)は、中間グループ(中胚葉)の細胞から血管のもとができてきます。最初に血液を作る血島という組織も現れてきました。もう少しで血液も形成されてきます。
 

胎児の脳のもとが現れます

妊娠4週(4w)に入ると赤ちゃんの成長は、受精のときからすごい勢いでしかも緻密に進んでいきます。それをつかさどるのが遺伝子で、そこには赤ちゃんの器官でも脳をもっとも早い時期に作るようにとプログラムされています。妊娠4週になると、脳のもとになるものが現われてきます。

脳はその後、すごい速さで成長して、何と1時間に10万の新しい神経細胞ができています。もともと脳と脊髄は溝として発生し、それが合わさって管を形成します。この溝を神経管といって、管由来の髄膜が脳と脊髄を覆って、神経管が形成されます。
 

心臓のもとが現われます

妊娠4週(4w)は、心臓のもとが出現してきます。今は、少し厚みのある管状の2本の筒が、並行に並んでいて、おへその血管につながっています。胚盤の中央にひとすじの溝が見えてきました。これは脊索(せきさく)といって、将来は脊髄に置きかわります。この脊索の周りは背骨になってゆきます。
 

妊娠4週目の症状・気を付けること
妊娠の可能性があれば、薬の服用に注意を

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妊娠の可能性があれば薬の服用には気をつけて

これから赤ちゃんは体の器官を作っていく大切な時期を迎えます。これから40日ほどで、すべての臓器と器官が完成します。妊娠がはっきりしていなくても、その可能性があれば薬の服用には気をつけましょう。持病で薬を内服している人は、そのまま継続していいのかを、主治医に確認しておきましょう。

使用時期が影響する 妊娠中の薬の服薬
 

妊娠初期症状や兆候とは

生理が遅れることの他に、妊娠によりホルモンが継続して多量に分泌するために起こる症状があります。乳房が張ったりする、基礎体温で高温期が続く、体がだるい、眠い、イライラしやすくなる、トイレが近い・便秘になる、早い人では生理予定日の1~2週間後頃からつわり症状が出るなどです。兆候を感じたら早めに受診をして下さいね。

妊娠の兆候・初期症状とは
 

妊娠4週でも、妊娠していれば妊娠検査薬がうっすらと陽性に

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妊娠検査薬は尿に含まれるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)に反応しますが、4週でもうっすらと陽性のラインが入るでしょう。

妊娠検査薬は、妊婦の尿に含まれるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)に反応します。このhCGは、絨毛という赤ちゃん側の組織から分泌されるホルモンで、妊娠3週から尿の中に出てきます。そのため妊娠をしていれば、妊娠検査薬は妊娠4週でもうっすらと陽性のラインが入るでしょう。生理が28日周期でなく排卵が遅れていたり、十分なホルモンが出てなかったり、尿が多くて薄まってしまうと、妊娠していても検査は陰性と出ます。その場合は、1週間ほど待って、もう1回チェックしてみてください。

基礎体温をつけている方は、体温表がいつもと違うパターンになり妊娠とわかるでしょう。高温相は排卵後の黄体から分泌されるプロゲステロンの作用によるものですが、妊娠するとその分泌が持続し、高温相が続くからです。高温相が14日以上続いていれば、妊娠と考えてもいいでしょう。ちょっと体がだるくなっているかもしれませんね。

妊娠検査薬の使い方と注意点
 

葉酸の摂取は妊娠前から

妊娠中は葉酸を摂るようにとよく言われます。その理由のひとつが、葉酸は赤ちゃんの脳神経の発達と神経管の形成に関係するからです。となれば、すでにこの時期に必要となるので、妊娠前からの摂取がすすめられるのです。

もう過ぎちゃった!と焦っている方も、幸い異常のリスクは高くありませんので、その不安はこれからの食生活に生かしてください。

葉酸は"妊娠を通して"摂取すべき
 

妊娠初期の流産について

流産とは、妊娠22週未満に何らかの原因で赤ちゃんが母体の外に出てしまうことをいいます。そのうち、妊娠12週未満の流産を早期流産、妊娠12週以降22週未満を後期流産と分類します。妊娠初期に起こる流産の原因は、そのほとんどが受精卵の異常であり、染色体や遺伝子に異常があってうまく細胞分裂ができなかったために偶発的に起こるものです。受精卵の時点で運命が決まっており、いくら母親が注意していても、流産を避けることはできません。

妊娠初期の流産の症状・原因・手術方法

また、生化学妊娠・化学(的)流産(ケミカル・アボーション)とは、受精卵が着床をして妊娠反応が陽性になった後、超音波検査で子宮の中に胎嚢が見えてくる前に、発育が止まり、生理用の出血が起こることをいいます。妊娠検査薬の感度が高くなることで、陽性反応がでるようになり、この概念が一般にも知られるようになりました。

生化学妊娠・化学(的)流産(ケミカル・アボーション)の原因や症状

 

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※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

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