ウイスキー＆バーガイド達磨 信

いま海外でじわじわとジャパニーズウイスキーが飲まれはじめている。その現況を2回に渡って伝えようと思う。今回は酒類コンペティションとどんな国で飲まれているかを伝える。

銀座3丁目の日比谷BAR WHISKY-Sを紹介する。その名の通り、ウイスキー専門店。他の酒はビールしかない。とってもいいバーなんだが、もうひとつ料理も旨い。料理の秘密は読めばわかる。

シングルモルトと料理の相性ベスト5を紹介する。とはいってもこれはわたしのまったく勝手なベスト5。こんなの食べて飲んで旨かったから、皆さんも試してみてよ、である。併せて飲み方も伝える。

鉄板料理にはウイスキー・ハイボールがよく合う。今回紹介する『ウィッフィ』の角瓶ベースのオリジナル・ハイボールは最高だ。甘酸が効いた飲み口に食がすすむ。さてどんなオリジナルか。お読みいただきたい。

先日、バーで友人から偉大なニッポンのお父さんの話を聞いた。わたしには昔話のようにも感じられたが、まだまだ素敵な日本人がいるもんだと敬服した。友人の許可を得てここに紹介する。

できるだけ蘊蓄は言わないようにしているが、今回は仕込みってなんだ、ってことを伝える。原料の大麦は、ワインのぶどうのようにはいかないんだな。麦のジュースを抽出するまで、面倒なんだよ。

ウイスキーを貯蔵熟成させる樽の内面をご覧になった方もいらっしゃるだろう。焦がしてあったはずだ。では何のために焦がすのか。チャーという火入れによって、熟成に大きな違いが出る。

ウイスキーのテイスティングの仕方を伝える。紹介するやり方をまだ試したことがない方は、これを読んだら実際に体感していただきたい。時間経過とともに変わる香味を読み取るのが面白い。

最近また、飲み方、愉しみ方について聞かれることが多くなった。皆さんどうしてそんなことを気にするのか。グラスに注いで飲めばいいだけのこと。主役は飲み手なんだから、自分の好みでどうぞ。

女性よ、自分を見つめる時間をつくりなさい、ひとりでバーへ、とかつて書いた。今回は夫婦、恋人へ伝えたい。対面して語り合うのがいい関係をつくるとは限らない。真のバー・カウンターの効用を教える。