あべ かずほ
薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
寝酒やナイトキャップは眠れないときに効果的?睡眠の悩みとアルコール
【脳科学者が解説】眠れないときにはお酒を飲むという方はいませんか? 寝る前にリラックス効果を求めて、「寝酒」や「ナイトキャップ」の習慣がある方もいるかもしれません。しかし、睡眠の質や体のことを考えると逆効果。依存症のきっかけになってしまうこともあります。寝酒のデメリットと危険性について、ご説明します。
認知症予防に有効な食事はある?食材の選び方・調理法のポイント
【脳科学者が解説】認知症予防に効く食べ物を知りたいと思う方は多いようです。しかし特定の野菜や果物を食べればよいというものではありません。重要なのは、脳細胞の数を減らさないことに役立つ食材選びと調理法を知り、食事を楽しむことです。詳しくご紹介します。
迎え酒は二日酔いに効果あり?意味がないどころか逆効果
【薬学博士・脳科学者が解説】二日酔いのときに「迎え酒」をして、頭痛や気持ち悪さがおさまった経験はありませんか? 迎え酒に二日酔いを早くなおす効果はあるのでしょうか? 実はこれは意味がないだけでなく、科学的には完全に逆効果です。症状が落ち着いたと感じる理由と、二日酔いを抑える方法をご紹介します。
パエリアライスはなぜ黄色い?サフランで色づける理由・健康効果の有無
【大学教授が解説】パエリアは有名なスペイン料理の一つですが、香辛料の王様ともいわれる高価なサフランで黄色く色づけられたお米も特徴です。パンが主食のヨーロッパでなぜ米料理のパエリアが根付いたのか、なぜわざわざ黄色くするのか、パエリアやサフランに健康効果はあるのか、わかりやすく解説します。
飛行機内ではお酒に弱くなる?地上での飲酒より酔いやすいワケ
【大学教授が解説】「飛行機内での飲酒は、地上で飲むよりも酔いやすくなる」という話がありますが、これは本当です。揺れや気圧、精神的な影響によってもアルコールへの強さは変わります。機内のアルコールのサービスなどで酔ってしまわないように、なぜ飛行機内でのお酒には注意が必要かをわかりやすく解説します。
「お酒をちゃんぽんすると酔う」は本当?悪酔いを避ける飲み方
【脳科学者が解説】「お酒をちゃんぽんすると悪酔いしやすい」という説は本当です。ビール、ワイン、焼酎、日本酒など、種類が違うお酒を一回のお酒の席で飲むと、酔いやすくなります。これは、それぞれのお酒の成分が混ざることが原因ではありません。ちゃんぽんで飲んでも、悪酔いしない方法もあるのです。わかりやすく解説します。
カレーは認知症予防に効果的?科学的根拠があるとは言えないワケ
【脳科学者が解説】「カレーは認知症予防に効果的」というのは本当でしょうか? スパイスのターメリック(ウコン)の成分・クルクミンがアルツハイマー病で起こる脳の病変を防ぐといった話や、カレーを食べている人の方が認知機能が高いという疫学データが科学的根拠として挙げられることもあります。しかしこれらの説には、実は注意が必要です。わかりやすく解説します。
お酒を飲むと物忘れがひどくなるのはなぜ?アルコールに弱い前頭前野
【薬学博士・脳科学者が解説】物忘れは年を取るほど日常的に起こりやすくなりますが、若い人であっても、お酒を飲むとひどくなります。ついさっき話したことや、していたことをまったく覚えていないのはなぜでしょうか? これはワーキング・メモリーを担う前頭前野が、脳の中でも最もアルコ―ルに弱い部分だからです。わかりやすく解説します。
長期記憶・短期記憶とは違う「作業記憶」とは…家事や仕事にも不可欠な役割
【脳科学者が解説】記憶には種類があり、「短期記憶」「長期記憶」はそれぞれ性質が違います。そして料理や掃除などの家事、仕事をテキパキとこなすときに欠かせない「作業記憶」は、このどちらにも当てはまらない記憶です。英語で「ワーキング・メモリー」と言われる作業記憶とは何か、その定義、役割についてわかりやすく解説します。
相関関係はあるが因果関係はない?食と健康に関するデータの考え方
【薬学博士・大学教授が解説】データの読み方は単純なものではなく、「相関関係はあるが、因果関係はない」ことも珍しくありません。ある地域の結婚率と溺死率など、全く関係のない事柄が偶然に関連するケースもあります。疫学調査による「〇〇を食べると××にいい」といった情報をどう判断するべきか、わかりやすく解説します。
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