あべ かずほ
薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
大学の薬学部教授として、「人間のからだのしくみ」(生理学)と「薬が病気に効くしくみ」(薬理学)を教える傍ら、研究室では、記憶のメカニズムや、認知症治療の候補となる新薬を探し求める実験研究に取り組んでいます。 また、長年にわたる研究活動の中で自分の目で確かめた事を世の中に還元したいという思いから、難解そうな脳科学や医薬の話を一般の方にも分かりやすくお伝えして実生活に役立てていただけるような活動にも力を入れています。各種学校や各地自治体での講演活動に加え、新聞や雑誌での連載や記事執筆も行っています。今回、こちらでガイドを務めさせていただくことになったのもその一環です。 脳や薬に関して多くの方が日頃素朴に抱いている疑問に応えながら、みなさんの「知的好奇心をくすぐる」記事をたくさん発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
日本国内でも広がる危険ドラッグ…フェンタニル系危険ドラッグとオピオイド危機
【麻薬研究者が解説】アメリカで1年で11万人以上もの死亡者を出している、フェンタニル及び関連する危険ドラッグの過剰摂取。日本国内も無関係ではありません。日本に流入している危険ドラッグの現状と傾向をご紹介します。
アメリカで年間10万人以上が死亡…フェンタニルを中心としたオピオイド危機とは何か
【薬学部教授が解説】役立つ薬も、使い方を誤れば命にかかわります。ヘロインやオキシコドン、フェンタニルなど「オピオイド」と総称される薬物の乱用問題は深刻で、アメリカでは年間10万人以上もの人が命を落としています。ケシ、アヘンを起源とするオピオイドとは何か、その歴史と現状を詳しく解説します。
ついに正式承認されたレカネマブは「アルツハイマー病」治療の突破口となるか
【脳科学者・薬学博士が解説】600万人を超える国内の認知症高齢者数。その半数がアルツハイマー型認知症と考えられています。9月25日にアルツハイマー病の新薬として正式承認され、年内にも実用化される見通しとなった「レカネマブ」は認知症治療の突破口となるのでしょうか・・・
フェンタニルがもたらす世界的オピオイド危機……米中の新たな火種にも
【薬物問題に詳しい大学教授が解説】2023年6月25日、国連は『2023年版世界薬物報告』を発表し、全世界で急増する薬物乱用問題に警鐘を鳴らしました。特に「医療用麻薬」の目的外使用による死亡事故は深刻です。ロバート・デ・ニーロさんのお孫さんの命も奪ったフェンタ・・・
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