脳科学・脳の健康

Q. ストレスが溜まると、お腹が空いていなくても食べ過ぎてしまいます。なぜですか?

【大学教授が解説】イライラして、いわゆる「やけ食い」「ドカ食い」をしてしまった経験はありませんか? お腹が空いていなくても食べ過ぎてしまうことがあるのはなぜでしょうか? ストレスと過食の関係について、分かりやすく解説します。

阿部 和穂

執筆者:阿部 和穂

脳科学・医薬ガイド

Q. ストレスが溜まると、食べ過ぎてしまうのはなぜ?

ストレスによる過食のイメージ

ストレスが溜まって、いわゆる「やけ食い」「ドカ食い」をしてしまった経験はありませんか?

お腹を空かせておいしいものを食べるのはとても楽しい時間ですが、ストレスが溜まってイライラすると、お腹が空いていなくても必要以上に食べ過ぎてしまうと悩む方は珍しくありません。なぜストレスが過食につながることがあるのか、解説します。

Q. 「ストレスが溜まるとついつい食べ過ぎてしまいます。お腹が空いているわけでもないのに、食べてしまうのはどうしてですか?」
 

A. ストレスによる過食は「逃避」行動。物や行為に逃げる癖にはご注意を

ストレスが溜まっているときは、外的刺激に対してうまく応答しきれない状態です。問題が解決できないことで、脳は「不快」な状態に陥ります。不快な状態が長く続くと、体や心が傷ついてしまうので、それを解消するために、私たちの脳は「逃避」という方法を選択することがあります。何に頼るかは人それぞれですが、はけ口が「食べる」という行為に向けられたのが、ご質問のケースでしょう。

食べることではなく、買い物やスマホ、ゲームなどに逃避してしまう人もいます。一種の精神依存といえるでしょう。

残念ながら、空腹を満たすためではなく、現実逃避の手段として食べることを繰り返しても、本来の問題は解決せず、余計にストレスが溜まってしまいます。行き過ぎると、過食症や拒食症につながることもあるので注意しましょう。困ったときには、物や行為に逃げるのではなく、自分に共感してくれる身近な人や専門家など「人」に適切に頼るのがよいでしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます