のだ たかし
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。
首都圏縦断新ルート「上野東京ライン」開通
2015年3月14日、北陸新幹線開業と同じ日に、首都圏を南北に貫くJRの新たな動脈「上野東京ライン」が開業。東海道本線と高崎線、東北本線(宇都宮線)が相互直通運転を開始、さらに常磐線も一部の列車ではあるが、特急と普通列車、快速電車が品川までの乗り入れを始めた。従来からの湘南新宿ラインと合わせ2本の動脈が首都圏を縦断することとなり、移動の利便性が高まることになった。
本物の鉄道ファンになるために知っておく5つのこと
春になり、卒業や入学、就職、転勤、退職など人生の節目を迎える人も多いだろう。新たな人生の楽しみを模索する人の中には鉄道に関心を持ち、趣味としての活動を始めてみたいと思うのだけれど、いきなり専門的な雑誌やサイトをのぞいても「業界用語」ばかり敬遠する人も多いかもしれない。そんな初心者のために「鉄道趣味」への入門記事をご案内!
開業90周年!路面電車の生き残り「東急世田谷線」
都電荒川線と並んで都内を走る路面電車として人気の東急世田谷線は、1925年の開業から2015年で90周年を迎える。道路を走る区間はないけれど、車両は路面電車タイプのものが使用され、独特の雰囲気がある。沿線に松陰神社があることから、吉田松陰の登場するNHK大河ドラマ「花燃ゆ」ラッピング車両を走らせ、話題となっている。そんな世田谷線の近況をレポートしよう。
北陸のローカル線「のと鉄道」の旅
北陸新幹線開業で脚光を浴びる金沢周辺。観光旅行で訪れるなら能登半島にも足を延ばしてみたい。空港ができ、そこからバスやクルマでの移動が主流となってしまった能登半島にあって、路線の半分以上が廃止になり苦戦を強いられている「のと鉄道」。しかし、海岸沿いをのんびり走る列車の旅は、やはり魅力的だ。新幹線開業に合わせて観光列車の導入も決まっている「のと鉄道」の魅力をレポートしてみよう
北陸新幹線、いよいよ開業
2015年3月14日、長野新幹線(通称)を延長する形で、北陸新幹線長野~金沢間が延長開業となり、東京と金沢を最速2時間28分で結ぶ列車「かがやき」が走りだす。富山までは、2時間8分で、首都圏と北陸は極めて近くなり、日帰りも十分可能になる。このたび、最速列車に試乗することができたので、車内設備、いくつかの駅の様子、それと車窓風景をレポートしよう。
開業100年を迎えた東京駅の最新レポート
1914(大正3)年12月に開業した東京駅は、2014年12月20日で100周年を迎えた。前日の12月19日には、100周年記念のセレモニーが行われ、特別列車「富士」も運転された。関連イベントとして、100周年記念展覧会が3か所で行われているほか、山手線ではラッピング車両も走っている。日本の鉄道の「玄関」として発展を続ける東京駅をめぐる最新レポートをお届けしよう!
北陸新幹線など開業ラッシュ!2015年の鉄道トピックス
2015年は鉄道界にとっては話題の多い年となる。3月の北陸新幹線開業、上野東京ライン開業という2大事業の完成を含め、明るいニュースは盛りだくさん。2015年に予定されている期待の鉄道トピックスを見ていこう。
SLの殿堂、京都「梅小路蒸気機関車館」
産業文化財としての蒸気機関車を動態保存する目的で設置された京都の「梅小路蒸気機関車館」。オープンから40年以上が経った今でも、日本を代表する名機18形式20両(D51形とC62形は2両づつ)が一堂に並ぶが、現在はどんな車両があるだろうか? また、実際に煙を吐いて動く車両もあり、ぜひ展示運転も見てみたいところ。SLファン垂涎の「梅小路蒸気機関車館」の見どころをレポート!
『マッサン』ゆかりの地、「瀬戸内マリンビュー」の旅
広島から呉線経由で瀬戸内海に沿って三原まで走る観光列車「瀬戸内マリンビュー」が人気だ。沿線にある竹原が、NHK朝ドラ『マッサン』ゆかりの地のひとつで訪問客が増えているためであろう。瀬戸内海を航行するクルーズ船内を思わせるユニークな内装の列車に乗って、のんびり旅をしてみたい。
箱根登山鉄道、25年ぶりの新車「アレグラ」デビュー
箱根登山鉄道に25年ぶりの新車「アレグラ」が登場した。大きな窓にゆったりと足が伸ばせる座席、天井から床までスケールが大きく広がるドアのガラス窓と展望窓のおかげで明るく森林浴が楽しめる車内。赤っぽい車体は、「バーミリオンはこね」と名付けられ、沿線の大自然によくマッチしている。省電力をはじめとする環境にも優しい電車に乗って、新しい箱根の旅が始まった。
その道のプロ・専門家約900人
起用ガイドが決まっていない方はこちら