いまむら たかひこ
医師。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医。久留米大学病院高度救命救急センターを経て、現在は地域の中核病院で内科診療および内視鏡検査に励む。「患者さんの声に常に耳を傾ける」ことをモットーに、消化器・肝臓領域から風邪、高血圧等の一般内科領域まで幅広く診療を行っている。
命に関わる「熱射病」…熱中症・日射病・熱射病の違い
【医師が解説】めまい・発汗・頭痛・吐き気・けいれん・意識障害……熱中症は命に関わる危険な症状です。「熱中症」「熱射病」「日射病」の違いはあまり知られていないようですが、中でも「熱射病」は最重症型で死亡するケースもあります。日本救急医学会が作成した『熱中症診療ガイドライン2015』に沿って、各症状の目安、危険性、予防法・対策法について解説します。
咳エチケットとは……風邪・インフルエンザ対策にも
【医師が解説】風邪やインフルエンザなどの感染症拡大予防に大切な「咳エチケット」。マスク着用や、ティッシュや袖で口・鼻を覆うことはもちろん、マスクの選び方やティッシュの処理まで知っておくべきポイントがあります。厚生労働省は漫画『進撃の巨人』とコラボレーションしての啓発キャンペーンも行っています。
人類が繁栄できているのはウイルスと細菌のおかげ?
【医師が解説】ウイルスや細菌というと、「インフルエンザウイルス」や「病原性大腸菌」など、人体に害を及ぼす病原体のイメージが強いかもしれません。しかし実は人に有用なウイルスもあるのです。生物の進化の過程から明らかになってきたウイルスや細菌の重要な役割について解説します。
トイレ後の手洗いが重要な理由・正しい手洗いの方法
【消化器専門医が解説】消費者庁が行った調査で「トイレの後に手洗いをしない人が15%超いる」ことが判明し、話題になりました。トイレにいるのは通常の大腸菌だけでなく、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌などのリスクもあります。風邪やインフルエンザも含め、感染症予防になぜ手洗いが重要なのか、正しい手洗いの方法とあわせて解説します。
高ナトリウム血症とは……塩水・醤油の死亡リスク
【医師が解説】ラーメンのスープを飲み干す程度なら通常は全く問題ありませんが、醤油を1L飲み干したような場合は「高ナトリウム血症」により、成人でも死亡リスクがあります。のどが渇いても海水を飲んではいけない理由と同じです。高ナトリウム血症の症状、治療法について解説します。
腹痛の原因は?痛みの種類と部位から予測【医師解説】
急にお腹が痛くなって、「病院に行った方がいいのかな?」と思ったことはありませんか? 腹痛は出現頻度が高い急性疾患の一つですが、原因は多種多様に渡り実は診断が難しい症状の一つです。腹痛の部位と原因疾患について解説します。
安倍総理も悩まされた潰瘍性大腸炎の症状・治療法
潰瘍性大腸炎は、原因不明の炎症により、大腸粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍をきたす慢性の疾患です。安倍総理が悩まされていたことで耳にされたことがある人も多いと思います。潰瘍性大腸炎の患者は、2013年度で16万人を超えており、近年著しく増加傾向にあります。潰瘍性大腸炎の診断、治療法、食事のポイント等について解説します。
子供への食べ物の口移しはNG!虫歯菌、ピロリ菌感染も
口を介して大人が子どもに食べ物を与える「口移し」。今でもたまに目にすることがありますが、昨今では虫歯菌だけではなく、ピロリ菌の感染リスクも懸念されています。子どもの将来の胃がんリスクに関わっているとの報告もあり、医学的にはあまり良いものではありません。口移しの感染リスク、病気の早期発見・予防のための検査方法について解説します。
ノーベル賞で話題の「オートファジー」とは何か
2016年のノーベル生理学・医学賞に東京工業大学の大隅良典栄誉教授が受賞されました。受賞理由は「オートファジーの仕組みの解明」。しかし、「オートファジー」と聞いてもよくわからない方も多いのではないでしょうか? 「オートファジー」の基礎の基礎を、わかりやすく解説します。
スーパー耐性菌とは…「悪夢の耐性菌」の予防と治療法
五輪が開催されるリオデジャネイロの海岸で、あらゆる抗生物質に対して強い耐性を持つ「スーパー耐性菌」が検出されました。近年、菌は進化を味方につけ、新しい抗生物質の開発よりも優勢になりつつあります。日本も対岸の火事ではいられない耐性菌について、正しい知識をつけておきましょう。
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