ひねの けん
京都大学教育学部卒業。公認会計士。監査法人トーマツを経て株の学校アクションラーニングを創業し、初心者向けに株式投資の教育を行う。日根野公認会計士事務所、京都事務所所長
ライフネット生命保険の成長余地は?
ライフネット生命の株価は、成長性を織り込まなければ割高です。しかし、莫大な生命保険市場規模に対して、ゼロに等しいライフネット生命の市場シェア。そして現状バランスよく成長を続けていることから、将来10倍100倍の規模に成長するという夢を描けます。
ついに減益を始めたグリー、下落した株価は割安か?
グリーが業績予想の下方修正をしました。営業利益は500~600億円と前期比マイナス33.5%程度の見込みです。有料課金収入は、足元では回復しています。しかし、有料課金収入の回復要因が、数値で明確に示されておらず、経営課題が投資家によく見えません。株価は割安なように見えますが、飛びつく前に、よく考えましょう。
円安がトヨタの利益に与える影響は1590億?
円安がトヨタ自動車の業績に与える影響は、いくつかの仮定の下、ざっと1590億円と試算されました。うち、1430億円は、日本生産・海外販売車についての増益要因。残りの160億円については、海外生産・海外販売者についての増益要因です。
ソニー復活をセグメント情報から読む!
今のソニーのセグメント情報を見ると、金融で稼ぎ、家電の赤字を支えているという構図が浮かび上がってきます。会社全体で見れば営業利益は確かに黒字転換し、復活を遂げているように見えます。が、従来の稼ぎ頭であったはずの、MP&CセグメントやMP&Cセグメントの黒字化という重大な課題が未解決のまま残っていることがわかります。
大幅増益のローソン注意すべきは「特別損失」
ローソンが2013年1月9日に発表した決算短信(2013年2月期 第3四半期)では、「四半期純利益が、前年同期比+38.5%」の大幅増益でした。でもその実態は、当期が特に良かったから大幅増益になったのではなく、前期に比べて「特別損失が少なかった」からこその大幅増益だったのです。
収益力のファナック~超優良企業の決算書とは?
ファナックは、工作機械を数値で制御する装置(NC装置)を研究開発し、製造・販売している企業です。30年前の1983年1月31日の終値は1,419円でした。その30年後の2013年1月4日の終値は16540円ですから、30年間で約11.7倍になっています。株価は、1年あたり8.5%上昇したことになります。「どひぇ~~~!!!」と驚く高い売上高営業利益率なのです。
ジャストシステムが2倍株になった理由
ジャストシステムは、業績が急改善したにも関わらず、株価は低迷していました。しかし、2012年11月16日の衆議院議員の解散を気に、株価は適正価格まで急上昇しました。このような2倍に上昇した株を探すには?1株価値に注目してみましょう。
自己資本比率とは?株初心者が5分でわかる決算書入門
株式投資をする上で参考にしたい指標のひとつである自己資本比率とは「会社が持っている資産のうち、何%を株主の出資で購入したか?」ということの割合を指します。自己資本比率が40%以上であれば、上場企業の平均以上に健全な財務体質であるといえます。自己資本比率が高い企業は、今までにたくさんの利益を得て、他人からの借り入れを減らしてきたために、自己資本比率が高くなっているといえます。
就職氷河期!? 公認会計士業界の就職状況
公認会計士業界は就職氷河期にあります。公認会計士試験合格者が監査法人で働きたいのは、公認会計士の資格を取得するために、「2年以上の実務経験」が必要だからです。就職難の背景には、合格者の供給過剰と需要の減少がありますが、中長期的には解消していくと見ています。
公認会計士(CPA)とは
公認会計士にしかできないこと、それは会計監査です。上場企業などの公共性が高い組織には、会計監査が法律で義務づけられています。この会計監査を実施できるのは、公認会計士または監査法人と定められているのです。
その道のプロ・専門家約900人
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