不動産売買の法律・制度
ガイド:平野の私的不動産用語集(15ページ目)
不動産の解説にはどうしても難解な専門用語が付きもの。しかし、いちいち用語集を探すのも面倒。そんな人のために、記事中の用語にリンクした不動産用語集を(のんびりと)作成中!
記事一覧
決済
ガイド記事平野 雅之決済【けっさい】不動産の売買取引において決済とは、通常は「残金決済」のことを指す。決済時には、買主が売買代金から支払い済みの手付金、中間金等を差し引いた残りの全額を支払い、それと引き換えに対象物件の所有権が売主から買主へ移転し、物件の引き渡しを受け、また同時に登記申請の手続きなども行なう。ただし、双...続きを読む
戸籍の附票
ガイド記事平野 雅之戸籍の附票【こせきのふひょう】戸籍が編成された時点から現在までの住所異動の履歴(住民票の異動履歴)が記載されたもの。これが必要な場合には、本籍地の役所で入手する。続きを読む
固定資産税評価額
ガイド記事平野 雅之固定資産税評価額【こていしさんぜいひょうかがく】固定資産税や登録免許税、不動産取得税などを算定する際に用いるため、市区町村(東京23区は都)の固定資産課税台帳、補充課税台帳などに登載された価額。相続税や贈与税を算定する際に固定資産税評価額を用いるのは家屋だけであり、土地は別の基準(相続税路線価)によ...続きを読む
共用部分
ガイド記事平野 雅之共用部分【きょうようぶぶん】区分所有される建物のうち、専有部分以外の部分が「共用部分」である。マンションのエントランス、階段、廊下、エレベーター、配電室などのほか、基礎や壁、柱などの主要構造部分も含まれ、これらは「法定共用部分」とされる。これに対し、管理人室や集会室、物置、倉庫など、構造上は区分され...続きを読む
民法
ガイド記事平野 雅之民法【みんぽう】明治29年(1896年)に公布された総則・物権・債権、および明治31年(1898年)に公布された親族・相続(昭和22年に全面改正)の5編からなる法律。人の身分や財産に関する私法上の一般的な事項を定めている。第1044条まである大法典だが、制定後の経過年数が長く、何度かの改正を経ている...続きを読む
暦年課税制度
ガイド記事平野 雅之暦年課税制度【れきねんかぜいせいど】贈与税の課税方式のひとつで、1月1日から12月31日までの1年間(暦年)に贈与された財産の総額に対して課税し、贈与税を納付することにより「1年単位で完結」するもの。ただし、贈与をされてから3年以内に贈与者にかかる相続が発生した場合には、その時点で精算を行なうことに...続きを読む
連帯保証(人)と連帯債務(者)
ガイド記事平野 雅之連帯保証(人)と連帯債務(者)【れんたいほしょう(にん)とれんたいさいむ(しゃ)】初めて住宅ローンを組もうとするとき、連帯保証と連帯債務との違いが分からずに失敗する人がいるようなので要注意。といっても、分からないのが当然だろうが……。お金を貸す側(債権者:金融機関など)からみれば実質的にはどちらもあ...続きを読む
路線価
ガイド記事平野 雅之路線価【ろせんか】一般的に「路線価」といえば「相続税路線価」を指し、相続税および贈与税の算定基準となる土地評価額である。毎年1月1日を評価時点として、都市部の市街地では、ほぼすべての路線(公道)に対して価格が付される(路線価方式)。その他の地域の宅地については、倍率方式(固定資産税評価額に対する倍率...続きを読む
専用使用料
ガイド記事平野 雅之専用使用料【せんようしようりょう】マンションの共有部分である敷地や建物共用部分を、独占的に使用するための対価。駐車場使用料、専用庭使用料、ルーフバルコニー使用料などが一般的であり、屋上の塔屋や外壁に広告看板等を設置する場合にも徴収されることがある。一般的には、使用する者と使用しない者との不均衡を解消...続きを読む
専有部分
ガイド記事平野 雅之専有部分【せんゆうぶぶん】一棟の建物のうち、構造上で区分され独立して住居、事務所、店舗などに利用できる部分で、区分所有権の対象となるものが「専有部分」である。構造上および利用上の独立性が要件とされるが、マンションであれば「それぞれの住戸の内部のこと」と考えれば分かりやすい。マンションのエントランス、...続きを読む