将棋
将棋関連コラム
ガイド独自の視点で、将棋に関連したコラムをお届けします。
記事一覧
「強い」とは何か?藤井聡太四段の将棋から考える
ガイド記事有田 英樹将棋における強さとは史上最年少棋士にして、29連勝という史上最多を記録した藤井聡太四段(関連記事)、愛棋家のみならず、大変な注目度である。余波であろう、ガイドも地元テレビや新聞にこう尋ねられた。「藤井四段の強さについて一言」良い機会である。今回は将棋における「強い」とは何なのかを考えてみたい。藤井は...続きを読む
『こち亀』の闘争 40年にわたる“勝ち目のない対局”
ガイド記事有田 英樹戦い続けた『こち亀』40年の幕を閉じた『こち亀』2016年9月17日、『こちら葛飾区亀有公園前派出所(以下『こち亀』と表記)』が40年の幕を閉じた。まず、書いておきたい。この作品に愛棋家として感謝を申し上げたい。主人公の両さんは大の将棋好きであり、何度も将棋シーンを登場させてくれた。なんと将棋刑事ま...続きを読む
羽生善治は人工知能と対局するのか
ガイド記事有田 英樹羽生善治が人工知能の最前線に迫る羽生はやる気だ。たぶん間違いない。NHKスペシャル『天使か悪魔か羽生善治人工知能を探る』は、羽生の宣戦布告番組だったのだ。番組が放送されたのは、2016年5月15日(再放送は5月18日)。2016年3月、グーグルの開発した囲碁の人工知能が世界最強と言われる韓国人の棋士...続きを読む
豊臣秀吉の将棋に見る勝つための柔軟な発想法とは
ガイド記事有田 英樹<目次>身動きができないと負け飛車の邪魔をする歩兵幸せの条件しかし反則創作落語「太閤将棋」長い歴史で愛され続けた将棋身動きができないと負け豊臣秀吉の将棋に見る勝つための発想法とは自分の駒を思う存分に働かせることが勝利への道につながることは言うまでもない。ただ、ここで確認しておかなければならないことが...続きを読む
愛棋家のための宴会ソング-将棋替え歌・キュート編
ガイド記事有田 英樹以前、愛棋家のための将棋替え歌をガイド(過去記事)した。愛棋家よ、宴会の主役たれ。その思いが筆を進めてくれた(いや、もちろん、筆じゃないです)が、けっこう好評である。AllAboutの担当O氏からも「『TOKIN』が絶品ですね」とか言われちゃってしまったし。ちなみに『TOKIN』とは『TOKIO』の...続きを読む
幻の駒が出現、NHK大河『真田丸』将棋シーン
ガイド記事有田 英樹ガイドが主催する将棋教室「将星会(関連サイト)」には、オリジナル将棋バッチがある(不肖ガイド作製のバッチです)。忍者棋士団、干支棋士団、武将棋士団などのシリーズバッチで、いろんなキャラクターが登場する小さなバッチだ。将棋大会の副賞として子どもたちに希望のバッチを進呈しているが、47種類のバッチの中で...続きを読む
愛棋家必読ミステリー『外田警部、カシオペアに乗る』
ガイド記事有田 英樹「我が意を得たり」。還暦近いガイドの人生にもそんな瞬間が幾度かあった。一つ例を挙げよう。思い起こせば、2年前(2013年)、この私、家族に主張してみたことがある。その内容に触れる前に、知っておいていただきたい。私は家庭内で非常に弱い立場にある。駒で言えば「歩」だ。しかし、時々、起死回生の「と金」とな...続きを読む
愛棋家のための宴会ソング-将棋替え歌・熱唱編
ガイド記事有田 英樹四季折々、津々浦々、我が国には宴会が存在する。忘年会・新年会を筆頭に、花見、暑気払い、歓送迎会、運動会の打ち上げなど枚挙にいとまがない。アマテラスの時代から続くもろもろの宴会は、日本の伝統文化と言っても良いだろう。ご承知の通り、宴会の必須アイテムは「歌」である。宴会の「宴」の訓読みは「うたげ」。それ...続きを読む
『歴史で読み解く日本地理』……あの将棋の不思議が!
ガイド記事有田 英樹以前、『日本史の謎は「地形」で解ける』(竹村公太郎著)を紹介した。「地理→歴史の謎」というベクトルがとても興味深く、なんと【文明文化篇】第13章に「持ち駒ルール」の謎解きが行われていたからである。その推理の明快さ、切れ味。きれいさっぱり鱗を落とされたガイドであった。未読の方は、ぜひぜひ、過去記事『将...続きを読む
愛棋家ぶらり旅ガイド(1)別府・将棋処「と」
ガイド記事有田 英樹ガイドは55才。備えあれば憂いなし、そろそろ老後を考え始めている。隠居生活でしたいことの一つにかみさんとのぶらり旅がある。もちろん、経済的、言語的、性格的、いろんな面から鑑みるに国内の旅に限られる。行き先?それこそ、サイコロでも振って決め、ぶらりと旅をする。かみさんはウインド・ショッピングでもするだ...続きを読む