保健師
保健師とは
保健師を目指すなら知っておきたい、心構えや仕事内容、試験概要など、基本情報を解説します。
記事一覧
保健師への提言 ~子どもが先か、中高年が先か?~
ガイド記事西内 義雄都市部ほど、「子ども優先」になりがち以前、保健師の仕事内容(1)でご紹介したように、市町村保健師の仕事は対象者の年齢や症状に合わせ、母子、成人、高齢者、精神などに分かれています。赤ちゃんから高齢者まで、幅広い人たちの健康を守ることが仕事といわれるのは頷けますし、その地域の人たちが生まれてから死ぬまで...続きを読む
保健師を知らない人が多いのはなぜなのか?
ガイド記事西内 義雄保健師を知らない人が多いのはなぜ?私が周囲の人に保健師の話をすると、高い確率で聞かれる質問があります。「えーっと、保健師ってつまり、何をしている人?」そのたびに基本的な自治体所属の保健師の仕事内容を伝え、地域の健康を守っていく人たちであると力説するのですが、なかなか理解してもらえません。なぜって、多...続きを読む
2015年保健師国家試験が抱える問題とは
ガイド記事西内 義雄普段どおりの力を出せば、合格できます!年に一度の保健師国家試験の時期が間近に迫ってきました。看護師国家試験、助産師国家試験と同様、看護を学ぶ学生の皆さんにとって、資格を取得するための最後の試練になるわけです。2014年看護系国家試験合格率表にあるように、どの資格も合格率は90%近く、学校の勉強をしっ...続きを読む
「恒久救済」から保健師の仕事の奥深さを知る<書評>
ガイド記事西内 義雄森永ヒ素ミルク中毒事件が題材森永ヒ素ミルク中毒事件とは、1955年に起こった乳児用の粉ミルクによる中毒事件のことです。製造過程で使われていた安定剤のひとつにヒ素が混入していおり、それを粉ミルクに入れて出荷してしまったことで、およそ1万2000人余りの乳幼児たちが中毒症状(130人が死亡)を起こしてし...続きを読む
保健師ならおさえておきたい「日本公衆衛生学会」
ガイド記事西内 義雄今年のテーマとプログラムの構成2014年の日本公衆衛生学会は「連携と協働:理念から実現に向けて」がメインテーマでした。こうした学会の紹介記事は、主に公衆衛生関連の専門誌が取り上げます、一般誌にはあまり出てきません。また、仮に紹介されても、学会長講演や特別講演、鼎談、メインシンポジウムが中心となり、ど...続きを読む
保健指導リソースガイド 確かな情報が揃うサイト
ガイド記事西内 義雄専門職からの信頼が厚いウェブサイトインターネットで得られる情報はとても多い反面、出所がはっきりせず、本当に信頼できるものなのか迷うものが多々あります。保健師が関係する情報は公的機関の厚生労働省からたくさんの情報が発信されていますが、正直な話、あまりに情報量と資料が多すぎて、自分が求めているものに行き...続きを読む
栄養と料理 楽しみながら正しいものが分かる雑誌
ガイド記事西内 義雄確かな知識を楽しく学ぶ保健師として働いていると、さまざまな場面で食と栄養に関する質問を受けます。母子なら赤ちゃんの離乳食に関して、成人なら生活習慣病対策に有効な食事の取り方。高齢者なら熱中症の水分補給方法などがありますが、なかには「昨日テレビで○○がダイエットに効くといってたけれど、本当なの?」「○...続きを読む
保健師ジャーナル 現場の声が伝わってくる専門誌
ガイド記事西内 義雄現場保健師の信頼が厚い雑誌これから保健師を目指そうという人にとって大切なのは、保健師の仕事がどのようなものかしっかり理解することだと私は思っています。保健師教育の体制が選択制主流になり、少数精鋭の教育が行われるようになったとはいえ、学校の勉強だけで現場を理解するのはかなり難しく、自ら情報を掴みにいか...続きを読む
口蹄疫と保健師(2)
ガイド記事西内 義雄無理に働かせないのも仕事2010年4月から7月の間、宮崎県川南町には全国から獣医師、保健所・JA職員ら関係者数百人が集まり、口蹄疫対策として家畜の大量殺処分が行われていました。その作業は過酷そのもので、二重に着込んだ防護服は作業者たちの体力を奪い、熱中症も続出。殺処分のための薬剤で皮膚や目にダメージ...続きを読む
口蹄疫と保健師(1)
ガイド記事西内 義雄防疫に携わるのも仕事保健師が関わる仕事には、さまざまな感染問題も入ります。人だけでなく、動物に対しても、間接的に関わることになることがあるのです。たとえば口蹄疫問題。口蹄疫とはウイルスが原因で、牛や豚、山羊などがかかる病気で、子牛などはそれで死に至ることはあっても、親は発熱や水ぶくれ程度で死亡率は数...続きを読む