住まいのプロが提案「イエコト」
プロが提案!住まいのヒント(5ページ目)
住宅・不動産の専門家たちが、プロならではの住まいのアイデアやヒントをご提案します。住まいのおもしろさを見つけてください。
記事一覧
難読地名も残しておくべき?
ガイド記事平野 雅之古くから使われている地名や町名にはそれぞれの由来があり、その地域の歴史や伝統文化、あるいは地形の特徴などを端的に表している例も少なくありません。ところが、昭和の高度成長期、住居表示制度の実施によって古い町名が姿を消し、「◯◯中央」「◯◯東町」「◯◯西町」「◯◯が丘」「◯◯□丁目」などのように変更され...続きを読む
住宅・土地の戦後はまだ続いている!?
ガイド記事平野 雅之日本の戦争が終わってから70年あまり経ちましたが、私たちの世代や若い世代には遠い過去のように感じられる第二次世界大戦も、その後の社会変化も、長い歴史のなかでみればほんの短い一瞬に過ぎないのかもしれません。戦後の復興期のなかで昭和25年に制定された建築基準法ですが、いまだに法42条2項の道路認定(昭和...続きを読む
3月末までに入居するためには
ガイド記事平野 雅之毎年3月頃は「春の住み替えシーズン」などともいわれ、3月中に引き渡すことができるように工事を急ぐ新築物件もありますが、一般的に住宅を購入して3月末までに入居するためには、どのようなスケジュールを考えるべきなのでしょうか?もし、購入代金を全額まかなえるほどの現金があり、すでに空室となっている中古マンシ...続きを読む
街や住宅の将来性は町丁目単位で考えるべき!?
ガイド記事平野 雅之日本はすでに人口減少社会へ突入しています。人口が減り続ければ住宅のニーズは減り、空き家が増え、街の活気は次第に失われていくでしょうが、街や住宅の将来性を考えるときには狭い単位としての「町丁目」に注目するべきかもしれません。もう10年ほど前のことになりますが、あるとき物件の資料を作成するためにいろいろ...続きを読む
新築住宅「売れ残り物件」の値引きはある?
ガイド記事平野 雅之新築マンションや建売住宅が売れ残ったら、値引きをして販売するべきなのでしょうか?以前に「洋服などはシーズンを過ぎればバーゲンセールをやるのだから、住宅も売れ残れば40%とか50%オフで売るべきだ」という一般消費者の意見を聞いたことがあります。しかし、住宅は金額が金額なだけに、他の商品のように派手なバ...続きを読む
マンションは高嶺の花だった!?
ガイド記事平野 雅之だいぶ前の話になりますが、株式会社不動産経済研究所が2003年10月に「マンション、こんなに変わった-郊外化から都心居住へ『全国マンション市場・30年史(1973-2002)』」と題する興味深い資料を発表していました。そのなかに1973年と2002年における事業主別供給ランキング(全国)を比較した表...続きを読む
住宅の土壌汚染問題は難しい!!
ガイド記事平野 雅之東京都では「豊洲新市場」への移転をめぐる問題がこじれていますが、もとはといえば土壌汚染された工場跡地における安全対策が当初の計画どおりにされていなかったことが要因です。しかし、土壌汚染の問題は市場や公共施設だけでなく、マンションや一戸建て住宅でも考えなければなりません。何年か前のことになりますが、土...続きを読む
住宅への「コンバージョン」のハードル
ガイド記事平野 雅之東京都心部を中心に大型オフィスビルの供給が続き、「2003年問題」が大きく報じられていた頃に、空室が懸念される既存中小ビルの対策として注目されていたのが「コンバージョン」(用途変更・用途転換)です。オフィスビルのコンバージョンは、従来のビルの躯体はそのままに事務所部分を住宅などに転換するものですが、...続きを読む
「地下室マンション」問題の背景と法律の限界
ガイド記事平野 雅之もうだいぶ前のことになりますが、「地下室マンション」の問題がテレビや新聞で繰り返し報道されていたのを覚えているでしょうか。横浜市などで傾斜地を利用した「地下室マンション」をめぐる近隣トラブルが、大きな騒動へと発展していたのです。その騒動を契機に、横浜市では「地下室マンション」の建設を規制する条例が2...続きを読む
住宅をめぐる「住民トラブル」の難しさ
ガイド記事平野 雅之ずいぶん前から社会問題化しているものの、なかなか解決しないのが「ゴミ屋敷」です。2006年7月に東京都中野区で「ゴミ屋敷」の住人が逮捕されたというニュースもありましたが、そこまでしたのは極めて異例のことでしょう。中野区の事例は、ゴミによる悪臭を「公害」とみなしたうえでの対応だったようですが、同じよう...続きを読む