目の病気
翼状片(よくじょうへん)・瞼裂斑(けんれつはん)
白目部分の結膜にあるテノン嚢が増殖し、黒目部分に向かって広がってしまう翼状片。その仲間で、頻繁に目に炎症が起きてしまう瞼裂斑。翼状片、瞼裂斑に関する正しい知識をつけていただけるよう、具体的な症状、原因、手術などの治療法、予防法についてまとめました。
記事一覧
翼状片の症状・原因・メカニズム
ガイド記事大高 功白目部分のテノン嚢が異常に増殖し、黒目部分の角膜に向かって広がってしまう翼状片私は翼状片の手術を年間400例程度やっています(1週間に少ない週で6人、多い週で17人ぐらい)。私は純粋な臨床医であって研究者ではないので、翼状片の生理などに関しては自分で研究はしていませんが、自分以上に翼状片の手術をたく...続きを読む
翼状片の治療方針・手術
ガイド記事大高 功翼状片の治療方針前ページで紹介した翼状片の手術後画像。再発などのリスクについても理解する必要があります翼状片は、初期のころ、すなわち角膜に入ってないとか、角膜に少し入っただけとかの場合は、経過観察のみか、炎症を抑える点眼のみで様子を見て大丈夫です。しかし、大きくなってくるとか、異物感が強くて困るとか...続きを読む
翼状片に関するよくある質問 Q&A
ガイド記事大高 功「手術は痛くない?」「入院は必要?」手術を受けられる患者さんからは、色々な質問が出てきます翼状片に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。なお、回答はあくまでうちのやりかたに従ったもので、翼状片についてもおのおのの先生にやり方があり、どれが正解ということはありません。翼状片の手術に関する質問Q...続きを読む
瞼裂斑の症状・原因・メカニズム
ガイド記事大高 功瞼裂斑とは紫外線やコンタクトレンズの影響で結膜が厚くなり、しばしば炎症を起こす瞼裂斑。見た目で悩まれる患者さんも少なくありません白目は一番下が強膜、その上がテノン嚢、その上が結膜、と言う3層構造になっています。紫外線やコンタクトレンズによる刺激などの影響で、結膜が分厚くなった状態が瞼裂斑(けんれつは...続きを読む
瞼裂斑の治療方針・手術
ガイド記事大高 功瞼裂斑の治療方法前ページの症例の術後画像。瞼裂斑は基本的には放置で大丈夫ですが、患者さんからの強い希望がある場合には手術を行っています瞼裂斑ができた場合の対処法は、大きく3つに分けられます。放置……すなわち、あきらめる点眼……抗アレルギー剤や非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド剤などを点眼し、成長を抑...続きを読む