皮膚・爪・髪の病気
床ずれ・褥瘡(じょくそう)
寝たきりで介護を受けているときなどに生じやすい床ずれ。床ずれに関する正しい知識をつけていただけるよう、具体的な症状、原因、予防法、対象法、治療法をわかりやすくまとめました。
記事一覧
-
床ずれ(褥瘡・じょくそう)の症状・原因
床ずれはありふれた疾患で、医学的には「褥瘡じょくそう」と呼ばれます。お尻の中央にある仙骨部に発生した床ずれ。この部位は仰向けで寝たきりとなると発生します。皮膚が赤くなっています。この初期の状態は治癒が期待できますが、褥瘡の治療がうまくいかないと進行して深い床ずれとなります。床ずれの定義日本褥瘡...続きを読む
-
床ずれ(褥瘡・じょくそう)の予防・治療
床ずれの予防床ずれの発生を手軽に予想する方法があります。「OHスケール」(大浦・堀田)と呼ばれる以下の指標をチェックしてみましょう。 自力体位変換…できる 0点/どちらでもない 1.5点/できない 3点 病的骨突出(仙骨部)…正常 0点/軽度 1.5点/中等度 1.5点/高度 3点...続きを読む
-
床ずれ・褥瘡(じょくそう)の薬・軟膏の使い方・市販薬
重症の床ずれが生じてしまった場合一般的には「床ずれ」と呼ばれる褥瘡(じょくそう)。予防はもちろん、できてしまった場合は適切に治療することが大切です「床ずれ(褥瘡・じょくそう)の症状・原因」で詳しく解説しましたが、骨の上の皮膚、皮下組織の障害である褥瘡。意識障害や寝たきり、脊髄損傷などのさまざま...続きを読む
-
床ずれ(褥瘡・じょくそう)の重症度評価
床ずれ(褥瘡)の重症度を客観的に知ることは、大切です。床ずれの重症度を計る方法として「DESIGN-R」という方法が広く使われています。床ずれの深さ、浸出液の程度、大きさなどの項目をそれぞれ点数化し、合計点で重症度を計る方法です。治療中の経過を点数で比較することで、床ずれが改善しているかどうか...続きを読む