骨・筋肉・関節の病気
その他の骨・筋肉・関節の病気(2ページ目)
ランナー膝、線維筋痛など、その他の骨・筋肉・関節に関連する病気の症状、原因、検査法、予防法、治療法をわかりやすくまとめました。
記事一覧
上方肩関節唇損傷の症状・診断・原因・治療
ガイド記事井上 義治上方肩関節唇損傷(SLAP損傷)とは「上方肩関節唇損傷(じょうほうかたかんせつしんそんしょう)」とは難しい病名ですが、肩関節を構成する肩甲骨に付着する軟骨「関節唇」が通常外傷、スポーツなどにより損傷し、軟骨に裂け目が生じる病態です。英語では、SLAP(superiorlabrumanterioran...続きを読む
思い切って動かすと痛みが回復する?
ガイド記事檜垣 暁子安静がベスト!ではありません少しでも症状が残っていると運動してよいものか迷うことがあります日常生活の中で、体のあちらこちらに筋肉の張りや痛みを感じることは、珍しいことではないと思います。久しぶりにスポーツを楽しんだ後日に、なかなか筋肉痛が治まらず、関節にも痛みが広がったように感じたり、デスクワークや...続きを読む
半月板損傷の診断・原因・治療
ガイド記事井上 義治半月板損傷とは膝関節には大腿骨と下腿の脛骨の間にある半月板という繊維性軟骨があります。この半月板が断裂する状態を半月板損傷と呼びます。半月板の構造。半月板は内側と外側にそれぞれ1つずつある軟骨組織で関節のクッションの役割を担います。半月板損傷の原因体重が負荷した状態で屈曲した膝関節に回旋する力が加わ...続きを読む
重症筋無力症
ガイド記事井上 義治重症筋無力症とは骨格筋の神経筋伝達は、神経終末から放出されるアセチルコチンが筋肉のニコチン作動性アセチルコリン受容体という蛋白質に結合することで始まります。重症筋無力症とは、このニコチン作動性アセチルコリン受容体に対し自己抗体(自分の蛋白質を攻撃する抗体)が生じるため、体のいろいろな筋肉の疲れやすさ...続きを読む
腱鞘炎の診断・治療
ガイド記事井上 義治腱鞘炎とは腱鞘炎は手の炎症性疾患の一つで、通常は手を繰り返し使用することにより、機械的な刺激が腱周囲組織に加わり炎症を起こす病態。腱鞘炎の原因手を反復して使用することがほとんどの原因です。それ以外の原因として、関節リウマチ、結核、細菌感染が原因の化膿性腱鞘炎があります。腱鞘炎の症状炎症症状として、発...続きを読む
外反母趾の症状・原因・治療・リハビリ
ガイド記事井上 義治外反母趾とは足指の母趾(第一趾)が外反した状態、つまり指先が外側を向いた状態のこと。若い時のハイヒール着用が原因のほとんど。女性が男性の10倍多い疾患。ハイヒール以外では慢性関節リウマチ、膠源病などが原因となることも。以下の記事は実際の患者さん(68歳・女性・Aさん)のケースを元に、その体験を加工し...続きを読む
腰椎ヘルニアの原因・症状・治療・リハビリ
ガイド記事井上 義治腰椎ヘルニアとは脊椎と脊椎の間には椎間板と呼ばれる軟骨組織があります。腰にある脊椎(骨)の間に椎間板はあります椎間板は、中心が柔らかい髄核と、その周りをとりまく繊維性軟骨組織からなる繊維輪から構成されています。この繊維輪が破れ髄核が外側に飛び出ると、炎症が発生します。さらに髄核が脊髄や神経根を圧迫し...続きを読む
足がしびれて腰を手術? 脊柱管狭窄症とは
ガイド記事檜垣 暁子脊柱管、実はとても大切な部分脊柱管という言葉は馴染みが薄いかもしれませんが神経の大切な通り道です脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、ひとことで言うと背骨や背骨を構成している組織の変性により症状を引起すものです。お尻やふともも、ふくらはぎなど下肢に痛みを出す「坐骨神経痛」と呼ばれるものの...続きを読む
慢性骨髄炎の症状・診断・治療
ガイド記事井上 義治慢性骨髄炎とは急性化膿性骨髄炎の診断が遅れたり、不十分な治療により腐骨(血行のない骨)が生じた病態が慢性骨髄炎となります。急性化膿性骨髄炎と無関係に、慢性骨髄炎を生じる場合もあります。外傷、骨折などが原因の場合、細菌感染が骨髄炎の原因となっていますが、放射線が原因となっている場合などでは無菌性骨髄炎...続きを読む
急性骨髄炎の症状・診断・治療
ガイド記事井上 義治急性骨髄炎とは骨髄に炎症が生じた病態です。通常は細菌感染により炎症が生じるため、急性化膿性骨髄炎とも呼ばれます。骨髄炎が関節に波及すると、化膿性関節炎となります。急性期の炎症が続いたり、適切な治療が行われない場合、腐骨(壊死した骨)が残存し、慢性骨髄炎に移行します。骨の周辺は骨皮質といい、硬いミネラ...続きを読む