子宮の病気
子宮脱・子宮奇形・子宮後屈
重症なケースでは、尿もれ、排尿困難などの原因になることもある子宮脱。子宮奇形は不妊症や不育症の原因になることもあります。子宮のトラブルに関する正しい知識をつけていただけるよう、自覚症状、原因、検査法、予防法、治療法をわかりやすくまとめました。
記事一覧
子宮脱の原因・症状
ガイド記事清水 なほみ子宮脱とは骨盤の底には、子宮・膀胱・直腸などの臓器があります骨盤の中には、前から膀胱・子宮・直腸が並んでおり、これらの臓器は「骨盤底筋群」という小さな筋肉の集まりで支えられています。骨盤底筋群は名前の通り骨盤の「底」を作っている筋肉で、子宮などの臓器を支えたり肛門や尿道を締めて漏れるのを防ぐ役割を持...続きを読む
子宮脱の診断法・予防法・治療法
ガイド記事清水 なほみ子宮脱の診断法ペッサリーは物理的に支えを作って子宮を本来の位置に補正します子宮脱の診断は目で見ればすぐにわかります。内診台に上がっていただいたらすでに子宮が外に飛び出ている場合、すぐに「子宮脱」と診断できます。横になった状態だと子宮が奥に引っ込んでしまう方の場合は、内診台でぐっとお腹に力を入れてみて...続きを読む
子宮奇形の原因・症状・治療法
ガイド記事清水 なほみ子宮奇形とは子宮奇形は必ず治療しなければいけないものではありません子宮の形が本来と異なるものを全て「子宮奇形」と呼びます。正常な子宮は長ナスのような形をしていますが、子宮が途中で2つに分かれてハート型になっていたり、1つのはずが2つあったりすることがあります。どのような形をしているかで、「弓状子宮」...続きを読む
子宮後屈の症状・原因・治療法
ガイド記事藤東 淳也子宮後屈は病気ではない子宮後屈は単に子宮の形を表している言葉であって、病名ではありません婦人科の診療時、「子宮後屈と言われたことがあるのですが……」と不安そうにおっしゃる患者さんは少なくありません。結論から言うと、子宮後屈は病気ではないため、心配する必要はありません。女性の20%程度は子宮後屈です。...続きを読む