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ベトナム株で手堅く億万長者になりましょう(4ページ目)

大反響のシリーズ、ベトナム株現地訪問レポート。今回からは必見、ベトナムの上場企業視察レポートです。これを読んで、10年前の中国株のように手堅く億万長者になっておきましょう!

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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ベトナム上場会社直撃インタビューその1

取材に対応していただいたのは、株式部のマネージャードゥングさんです。


<以下はインタビューからの内容です>

キンド業績予測(単位:百万ドン)
             売上    純利益   EPS  PER 
2003年(実績) 625888  76926  2564 24.57
2004年(実績) 721170  81026  2701 23.32
2005年(実績) 803692  98157  3272 19.25
2006年(予想) 964430 112880  3763 16.74
2007年(予想)1157316 135457  4327 14.56
現株価 6万3000ドン(8月2日株価)

~その他データ~
自己資本比率:65.5%
BPS:17098
PBR:3.68倍
ROE(株主資本利益率):19.1%

ベトナムお菓子のトップブランド:キンドグループ

キンドグループは華僑資本の会社でコアビジネスは食品関連で、グループ全体の売上の50%を占めています。その他にも、小売、不動産、金融などを手がけています。キンドグループは、もともとベーカーリーから始まり、チェーン化し、製造に進出して急激にシェアを拡大。1999年ごろから毎年100%の成長率を 3年程度獲得し、今日の地位を築いています。アジアウィークで2005年世界の小売トップ500社(ベトナムではトップ10社)の1社に選ばれています。

キンドグループには上場企業が3社あります。
KinhDo Corporation(コード:KDC) VN指数構成ウェート:4.572%(6位)
NORTH KINHDO FOOD JOINT STOC(コード:NKD) VN指数構成ウェート:1.199%(13位)
SAIGON BEVERAGES JOINT STOCK(コード:TRI) VN指数構成ウェート:0.256%(26位)

今回、訪問したのは3つの中で、最も規模が大きい中核企業のKinhDo Corporation(コード:KDC)です。

KinhDo Corporation(同社)は南キンドと呼ばれ、ベトナム南部(ハティン省よりも南)のお菓子製造を担当しています。主力商品は5つあって、パン、クッキー(シェア45%)、クラッカー(シェア52%)月餅、スナック菓子の5つがありますが、いずれもシェアは1位です。また、オーストラリアのウォールというアイスクリームブランドを買収してアイスクリームの製造も子会社経由で行っています。 同社は05年12月12日に上場しました。NORTH KINHDO FOOD JOINT STOCは北キンドと呼ばれ、ベトナム北部のお菓子製造を担当しています。SAIGON BEVERAGES JOINT STOCKは飲料製造を担当していますが、KinhDo Corporationが最近買収した会社です。

最初、効率化の意味から北と南に会社を分けたのですが、最近はお互い規模が拡大して競合も起こるようになってきましたので、06年4月に開いた株主総会で、北キンドと南キンドを合併することが決定しました。2007年1月1日から合併する予定です。

→さらにインタビューは続きます
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