お金を借りる/キャッシング・カードローンの活用法

半年間の期間限定。利息ゼロのキャッシング(2ページ目)

上限金利引き下げにより、業績的に苦しい状況に立たされているカード業界。これを逆手にとり、キャッシングやローンで巻き返しを図るカード会社も登場しています。さて、その中身とは。

岩田 昭男

執筆者:岩田 昭男

クレジットカードガイド

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ローン金利が返済実績で14%まで下がる!

三井住友カードが手掛けるのが「エブリカード」です。このカードは従来のショッピング機能を重視したカードとは異なり、キャッシングに特化したローンカードで、ショッビングもできるという新しいスキームを持っています。「約束を守ると、お得になる」をコンセプトにしており、毎月約定日に滞ることなく返済を続けることで、通常18%の金利が段階的に引き下げられ、14%まで下がります。

日本では初めての米国型カードの誕生!

また、カードの裏面にはバーコードが掲載されており、同社のケータイサイトにアクセスし、決済口座への振り込み申し込みもできます。対象者は、学生を除く満20歳以上55歳以下。利用枠は、キャッシング(リボ)が20~50万円、ショッピング(リボ)が10~20万円。返済履歴で金利が変動するこうしたカードは米国では一般的ですが、日本では初めて。今後、銀行系クレジットカードの中心的なビジネスモデルになりそうです。

毎月の支払額を自由設定!

トヨタファイナンスは、毎月の支払額を自由に設定できる「フレックスペイ」のサービスを始めています。自分で設定した金額を超えた分は、自動的に翌月以降に繰り越される上、支払額は利用代金明細書を確認してからでも自由に変更できるので安心です。

フレックスペイの対象は、ショッピング1回払いの利用分です。たとえば、毎月の支払額を3万円と設定した場合、5万円の洋服を購入したときの支払いは3万円で手数料は無料、設定額を超えた2万円分は翌月へ繰り越され、リボ払い扱いになります。この分に金利がかかりますが、フレックスペイを利用すると、支払額が平準化するため、利用者の毎月の負担が軽減されます。

自分にあった有利なサービスを見極める!

このように、グレーゾーンの撤廃をきっかけに、各社が競ってキャッシングやリボなどの新商品・新サービスを導入しています。こうした変化をしっかり見極めて、自分にあった有利なサービスを賢く利用したいものです。


【関連リンク】
2007年 カード&電子マネー完全マニュアル
ソニーファイナンス「eLIOカード」チャージラブ
三井住友カード「エブリカード」
トヨタファイナンス「TS3カード」フレックスペイ
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