過失割合の決め方
過失割合は認定基準をもとにしたうえで、事故の事情を加味して決定されます
この過失割合決定には、道路交通法に定められた優先関係や運転慣行などをもとに、裁判官や弁護士によって作成された認定基準が用いられます。この基準にのっとって、それぞれの事故に固有の事情を加味しつつ、過失割合が決定されます。そして、この過失割合に応じて、お互いの損害賠償額を決定することになります。
歩行者、自転車などの過失割合は低め
しかし交通違反で損害額が相殺される
たとえ歩行者でも交通違反をすれば「過失」となり損害額は大きく相殺されてしまいます。くれぐれも交通ルールにはご注意を
ちなみに車と歩行者や自転車との事故の際、車だけに過失が発生するわけではありません。交通弱者(歩行者、自転車)でも信号を無視したり、横断禁止の道路を横切ったりすれば、過失が発生し損害額は相殺されてしまいます。ドライバーはもちろん、歩行者であっても交通ルールには十分注意しておきたいものです。