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60万の車に200万の修理代は認められる?

8年間乗り続けた愛車が事故にあって、修理代の見積もりが何と200万円!愛着のある車なので、できれば修理して乗りたいのですが・・・

執筆者:松本 進午

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8年間乗り続けた愛車が事故にあって、修理代の見積もりが何と200万円!中古車市場で同年式の車をみれば、市場価値はせいぜい60万円といったところのようです。しかし愛着のある車なので、できれば修理して乗りたいのですが、このような場合、修理代として200万円を請求することができるのでしょうか?(前回の記事はコチラ

基本的に時価額が限度です

画像の代替テキスト
同種・同等の中古車の市場価格が基準になります。
以前の記事でもお話しましたが、自動車保険における対物賠償の場面では、金銭賠償による原状回復の考え方が前提となっており、修理費用が車両の時価額を超える場合には、「全損」ということで、基本的に時価額を限度として保険金が支払われることになります。

ここで、「時価額」とは、損害を受けた車と同一の車種・年式で、同程度の消耗度(走行距離など)の車両が中古車市場で流通している価格のことをいいます。(余談になりますが、保険会社では、この価格の査定にあたって、いわゆる「レッドブック」と呼ばれる本などを参考にしています。)

また、「全損」とは、車が修理できない状態になっていることをいいますが、(1)そもそも修理することが物理的に不可能な場合と、(2)修理することが経済的に不合理な場合の2つのパターンが考えられます。

冒頭のケースでは、車両の市場価値(つまり時価額)に対する修理費用が著しく高額となっており、金銭賠償による原状回復の観点からは、修理によることが経済的に不合理であるといえ、通常の考え方でいけば、残念ながら修理代の請求は認められないことになりそうです。


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