自動車保険/自動車保険の等級制度とは

ホントはどうなの?等級制度Q&A

自動車保険の保険料に大きな影響を与えるノンフリート等級制度について、Q&Aの形式でご案内します。

執筆者:松本 進午

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今回は自動車保険の保険料に大きな影響を与えるノンフリート等級制度について、Q&Aの形式でご案内します。(前回の記事はコチラ

Q.小さな事故なら保険を使わないほうがトクってホント?

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キズの程度によっては保険を使わないほうがトクなことも……
A.自動車保険の用語では、所有・使用する自動車が9台以下の契約者のことを「ノンフリート契約者」といいます。(10台以上の自動車を使用・所有する契約者は「フリート契約者」といいます。)ノンフリート契約者には、一般的に1等級から20等級までの等級とそれに対応する割増率または割引率が割り当てられていて、新規に自動車保険に入る場合には通常6等級からスタートすることになります。

この等級は、原則として1年間事故がなければ次年度の契約で現在の等級に+1、また事故により保険金を請求した場合には-3の等級が適用されます。(例えば6等級で1年間事故がなければ次年度は7等級、事故があったら3等級になります。)そして、等級が上がるほど保険料が安くなる仕組みになっていますので、保険料を抑えるためには、やはりなるべく保険を使わないというのがポイントとなります。

ちょっとした事故で損害が小さい場合には、翌年の保険料を考えると保険を使わずに自腹で修理代を払ってしまったほうがトクということもあり得ますので、「事故がなかったと仮定した場合の次年度の保険料」と「事故で等級が下がってしまった場合の保険料」との差額と、実際にかかった修理代とを比較して、保険を使うかどうか検討してみる必要があります。

数年先のことまでを考えると計算が面倒ですし、事故の態様によっては等級が下がらないこともありますので、判断に迷ったら保険会社や代理店に相談してみるとよいでしょう。

保険会社を変えれば割増等級はチャラに? 次のページへ>>

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