ゆうちょ銀行から他の銀行に振込をするときの注意点
ゆうちょ銀行からは、全国約1400の金融機関へ振込ができます。またその逆に他の金融機関から、ゆうちょ銀行への振込も可能です。 まずは、ゆうちょ銀行から他の金融機関への振込についてみてみましょう。振込は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口、ゆうちょ銀行ATM、ゆうちょダイレクトで行います。<ゆうちょ銀行の他行振込 目次>
ゆうちょ銀行から他行への振込手数料は、都市銀行とほぼ同じ
ゆうちょ銀行から他行へ振り込む際の振込手数料は下の表の通りです。都市銀行などと、ほぼ横並び。ただし、都市銀行が振込金額3万円以上の手数料を高く設定しているのに対して、ゆうちょ銀行では5万円以上だと高くなります。振込手数料には消費税がかかります。2019年10月から消費税率が10%に引き上げられたことにともない、振込手数料も改定されました。以下は改訂後の手数料です。
ゆうちょ銀行は、銀行の他、信用金庫、農協などとも相互振込可
ゆうちょ銀行と他の金融機関でお互いに振込ができるようになったのは、全国銀行データ通信システムにつながったからです。全国銀行データ通信システムには、 都市銀行、地方銀行、信託銀行、第二地銀協加盟銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協など、全国の約1400の金融機関が加盟しています。つまり、銀行に加えて全国の信用金庫などともお互いに振込ができるようになったということです。ゆうちょ銀行から他行への振込は、窓口・ATM・ネットから
ゆうちょ銀行から他行への振込には現金は使えず、口座のお金を、ゆうちょ銀行や郵便局の窓口(簡易郵便局の窓口では取り扱わず)、ゆうちょ銀行ATM、ゆうちょダイレクトから振り込みます。■窓口振込
窓口での振込には「通帳と印鑑」が必要です。
■ATM振込
キャッシュカードを利用しているなら、ATMでも振込が可能です。ゆうちょ銀行では「送金」という言葉を使うため、ATM画面では「他行口座への送金」ボタンを押して行います。ATMでは一日あたりの振込限度額があり原則として50万円までとなっています。
■ネット振込
インターネット取引などができる、ゆうちょダイレクトでは、ネット振込ができます。ゆうちょダイレクトを使うには、事前に申し込みが必要です。パソコンやスマートフォンで振込ができます。わざわざATMまで足を運ばなくても、自宅のパソコンや、外出先ではスマートフォンで振込できるので便利ですね。
ちなみに、ゆうちょ銀行からは、インターネット専業銀行にも振込ができます。ネット銀行の場合、通常の銀行口座のように「新宿支店」などの地名がついた支店名がなく、独自の支店名をつけていたりします。ネット銀行に振り込む際は、あらかじめ店番だけではなく店名を確認しておきましょう。
実はややこしいのが、他の金融機関から、ゆうちょ銀行への振込です。
他行からゆうちょ銀行への振込には、専用の店名と口座番号が必要
他の金融機関からゆうちょ銀行へ振り込む際、注意点があります。それは、ゆうちょ銀行の記号・番号では振り込まれないことです。一般の銀行とゆうちょ銀行では、口座番号の桁数などが違うため、振込専用の店名や口座番号を使う必要があるのです。 ゆうちょ銀行の口座に振り込む際には、振込専用の店名・口座番号であることを確認しましょう。自分のゆうちょ銀行の口座に振り込んでもらうこともあるでしょう。振込専用の店名・口座番号をご存知でしょうか?
最近ゆうちょ銀行に口座を作った人や、新しい通帳に繰り越した人は、振込用の店名や口座番号が通帳に記載されているはずですから、確認しましょう。しかし、かなり前に口座を作った人は通帳に記載されていないと思われるので、次の方法で確認してください。
- ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口で通帳に記載してもらう
- ゆうちょ振込お問合せセンター0120-253811に電話して確認する
- ゆうちょ銀行サイト内にある「記号番号から振込用の店名・預金種目・口座番号を調べる」のページで記号・番号を入力して確認する
ところが、全国銀行データ通信システムに接続しての振込には支店名が必要であるため、記号・番号をもとに、振込専用の店名・口座番号が設定されました。店名は、例えば「〇〇八」などで、「ゼロゼロハチ」と読み、銀行ATMで振り込む際は、店名の最初の1文字は「セ」を選択します。
ゆうちょ銀行に口座を持っているなら、振り込んでもらう予定がすぐにはなくても、一度ゆうちょ銀行の窓口に行って、通帳に、振込用の口座番号を記載してもらっておくことをおすすめします。
ゆうちょ銀行の口座に振り込む、あるいは振り込んでもらう際に、特に注意したいのは、店名、口座番号のふたつ。振込手数料は、振込を行う金融機関により異なります。
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