不動産や商品などに対する投資を考える

商品投資を考える

商品投資を考える

基本的な投資対象に株と債券があります。それをメジャーと呼ぶとすれば、オルタナティブとされる投資対象群があります。不動産、商品、ヘッジファンドなどです。

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日本人は不動産投資は大好きですが、商品については関心が薄いようです。というか、商品(アズキや綿花)は危ない投資先と見られています。しかし、方法があこぎなので「はまる人」がいるのであって、投資対象がダメ資産なワケではありません。商品投資にはそれなりのメリットがあることを知ってください。

いろいろな資産の超長期の値動きを知った上で、投資手法を選ぶことが賢明です。

株式と逆の値動きをする商品の世界

アメリカの大学教授たちの書いた「商品先物の実話と神話」(日経BP社)によれば……

○商品先物の投資収益率は、インフレ率を上回る
○商品先物の投資収益率は、株式と同程度で、債券を大きく上回る
○商品先物の投資リスクは、債券より高いが、株式と同程度である
○商品先物は株式と比較して、大幅な価格下落リスクが低い
○商品先物の投資収益率は、株式債券の収益率と負の相関がある


つまり、商品投資はポートフォリオの分散効果を高めるということです。なぜならば、株式と商品はまったく逆の値動きをするからです。簡単にいえば、企業がもうかっているときには、原材料やエネルギーが安定的です(株高、商品安)。資源が不足し、商品価格が上昇したときには、企業収益は圧迫されます(株安、商品高)。この二つの山と谷を埋める努力や先行投資は常に行われているのですが、需給ギャップが埋まるには長い年数がかかってきました(たとえば油田開発、鉱山開発、農地の開拓など)。

「世界の三大投資家」の一人とされるジム・ロジャーズはその著書「商品の時代」の中で、こう述べています。「グラフでトレンドを見ると気味が悪いくらいだ。まるで神様自身が、株式市場で18年ほど遊んでは商品先物市場に鞍替えし、また18年ほどで飽きて再び株式市場へ戻ってくる、そんなトレーダーみたいだ」。

とはいっても、自分で原油や大豆を買いにいく人はいないでしょう。保管や輸送がたいへんです。現物によらず証券により取引することができます。先物取引は古くからある手法で、それを証券化したものが商品ファンド投資信託です。詳しくは最後のページで!

まずは、資産の超長期の価格変動は、どのようなものなのでしょうか?次のページで検証してみましょう!