A子さんとB男くんの投資シミュレーション
同期のA子さんと同じ投資を8年遅れで始めたB男くん。その8年の遅れが1,900万円の差になるとは!まだ知る由もない。 |
二人の投資でただ一点の違いは投資のスタート時点です。A子さんは28歳で始めましたが、B男くんはそれから8年遅れた36歳で始めました。この二人の計算上の将来価値は、60歳の時にどのくらい差が付くと思いますか?
A子さんは28歳から投資をスタートし60歳で約3,783万円を築き、8年遅れたB男くんは約1,900万円にしかならなかった。 |
A子さんは約3,783万円、B男くんは約1,900万円と約2倍もの差がついてしまいました。金額で言うと1,883万円ですが、その差の原資は192万円(2万円 X 12ヶ月 X 8年間)ですから約10倍の差異に発展したのです。
長期投資と複利効果がダブルに効くと、このように驚くべき結果となります。資産を築くためには、いかに時間をかけることが重要であるか、お分かりいただけたでしょうか?
一般的に個人の場合であれば、定年や公的年金の支給開始年齢というゴール設定がありますから、長く投資するということは、すなわち早く始めることの同じ意味となります。若いうちから十分に分散されたリスク商品(たとえば投資信託)をコツコツ買い続けることが、資産家への道なのです。長期投資の成功には、難しい経済理論や先天的な勘や勝負運も必要ありません。誰でもが報われる普遍的な投資方法なのです。
本当にぐっすり寝込んで何もしなくても増えるのか、というと「リバランス」という作業だけ時々してほしいのです。リバランスについては次のページで!