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住宅手当も扶養者手当もなくなる? ソニーショックで年収5%減!?

ソニー、日立、松下といった大手企業が「○×手当」を次々と廃止するようになっています。今後、「基本給(年齢給)」+「職能給」+「諸手当(住宅手当や家族手当)」といったパターンはなくなる!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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■ソニーが諸手当を全廃!

先日、新聞にちょっと驚くニュースが掲載されていました。「ソニーが諸手当を全廃する」というものです。読んでみると「年功給」を廃止して「基本給」に一本化するというものです。個人の実績に連動した「成果主義」に移行するという記事でした。

年功型の賃金体系から成果主義賃金への移行、というだけならあまり珍しい話ではありませんが、一般には部分的な移行にとどまるケースも多く、記事のように、家族手当や住宅手当といった「○×手当」のようなものを給与体系からすべてなくしてしまうというのは珍しいといえます。

ほとんどの企業の賃金体系では、基本給や職能給に加え、○×手当といった諸手当を加えるのが一般的です。配偶者がいれば配偶者手当、子どもがいれば扶養者手当、賃貸住宅を借りていたり住宅ローンがある人には住宅手当、といった具合です。

皆さんの給与明細にもそんな○×手当があるのではないでしょうか? 人によっては毎月数万円以上、年間で50万円以上になる人もいることでしょう。この○×手当が一掃されてしまうというのです。記事によればソニーの場合、おおよそ給与の5%だとか。そのままカットされることになれば、5%賃金カットのピンチです。

あなたの会社でも来年か再来年には実施されることになるかもしれません。ただでさえ給料は増えない(むしろ減ることのほうが多い)今日この頃だというのに、さらに年収がマイナス5%になりかねない驚くべき事態です。そのとき、あなたの家計や将来設計はどうなるのでしょう? 少し考えてみましょう。
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