各モデル用に用意されたBoot Campユーティリティを使って、Mac用のドライバCDを作成し、Windowsにインストールすれば、画面や無線カード、Bluetooth、キーボードなどが使えるようにはなるのですが、Mac標準のキーボードには「半角/全角」キーがないため、日本語入力ソフトのオン/オフの割当を変更しなければならないなど、そのまま使用するためには少し工夫が必要です。
というわけで、今回は、MacでWindowsXPを使用する場合の、おすすめ設定や、注意点を紹介します。
まずは付属のドキュメントをよく読もう!
CDドライブがE:ドライブならば、E:¥Documentation¥Japanese に含まれます |
このドキュメントには、インストールの手順や、Windowsで使用するキー割り当ての一覧表が書かれており、まずは目を通しておくとよい情報が満載です。
特に「Ctrl+Alt+Del」の代わりに「control+option+delete」が設定されていたり、「fn」キー+「F3」/「F4」/「F5」で音量調整できること、「fn」キーを押しながら「delete」キーを押すと Del キー(カーソルの右側を削除)になることなどは、Windowsをインストールするまえに知っておくべき項目でしょう。
インストール時の注意点
Windowsインストールの途中、再起動画面で真っ黒になったまま停止したり、英文のエラーが表示されて停止するなどの現象が発生し、インストールを続行できなくなることがたまにあります。こういった場合は、主に以下のチェックポイントに注意して作業をやりなおしましょう。
Mac の電源を強制的にオフにする必要があれば、電源ボタンを押し続けます。
●チェックポイント
現象 | 解説 |
Mac OS Xのパーティションがあるとアップグレードインストールできない。 | Mac OS Xのパーティションがディスク上にあるとアップグレードインストールに失敗します。Windowsを再インストールしたい場合は、CDから起動して作業しましょう。 CDから起動したい場合は、Mac再起同時にoptionキーを押し続け、起動ディスクをCD-ROMで選択し、その後しばらくして「Press any key to boot from CD. . . .」のメッセージが表示されたら、なにかキーを押します。このメッセージはすぐに消えてしまうので、見落とさないように注意しましょう。 |
インストール時に停止する | USB機器が刺さったままになっていないか?確認します。ドライバが認識されていないUSB機器が接続されているとインストールが途中で停止したり、インストールが成功しても中途半端な状態でドライバがインストールされてしまい、システム全体が不安定になったりします。 |
右クリックなしでCDやDVDを取り出すには? | WindowsXPの場合、エクスプローラでCDの入ったドライブを選択すると、「システムのタスク」に「このディスクを取り出す」というアイコンが出現します。これをクリックするとCDやDVDを取り出すことができます。 |
右クリックするには? | MacBook や MacBook Pro の場合、Macintosh ドライバCDでドライバ類をセットアップすれば、トラックパッドを2本指で触りながら、クリックボタンを押すことで、右クリックのメニューが表示されます。ただし、ドライバの完成度がいまひとつで、トラックパッド上にゴミが付着しているとうまく動かないことがあります。 静電気にも影響するため、トラックパッドの表面を乾いた布などできれいにしましょう。 (※このような現象は Mac OS Xでは発生しません) |