Mac向けにもWordがありますので、使いやすさはともかく、他のWindowsユーザと共同して書類を作成するには、これしか選択肢はないでしょう。
逆に、そういった共同作業をする必要がなければ、Mac OS Xはすべての印刷可能なソフトからPDFが作成できますので、どんなソフトを使っても問題ありません。
他人とはひと味異なる個性的な文章を、オリジナルのワープロソフトで作れるようになれば、自分の個性をアピールできるかも?
iWorks'06に含まれる「Pages」はそんなひとにおすすめのソフトです。
Pages 2 (iWork'06 (Keynote 含む)) 価格:8,800 動作環境: Mac OS X10.3.9以降、500MHz以上のPowerPC G4プロセッサ、G5プロセッサ、または Intel Core Duoプロセッサを搭載したMacintoshコンピュータ DVDドライブ必須 |
テンプレートの美しさはどれもびっくりするようなものばかり、複雑なレイアウトも見事に実現しています(縦書きはできませんが) |
インスペクタはcommand+option+Iでも開くことができます。PagesでもKeynoteでもこのパネルが操作の要になります |
だからといって、テンプレートのいちばん左上に表示される「白紙」は、真っ白な編集画面と数えるほどのアイコンが表示されるだけで、よくあるワープロソフトの豊富な機能は見あたりません。
しかし、ツールバー上にある「インスペクタ」をクリックすると、とたんに印象はガラリと変わります。
「Pages」では、このインスペクタの操作、および段落スタイルを使いこなすことによって、他のワープロに類を見ないレイアウト性の高い文書作成を可能にしています。
段落スタイルを使った文書作成スタイル
Pagesのよさを実感するためには、「入力した文章にはすぐ段落スタイルを適用する」という編集スタイルがおすすめです。
文章を書き進めながら、これは見出しか?小見出しか?箇条書きするのか?ということを設定しておけば、後で編集するのもらくちんですし、段落スタイルはそのまま目次ページ作成に利用されますから、目次作成もあっという間にできてしまいます。
ちなみに、Pagesの「ファイル > 書き出し…」によって作成したPDFは、目次項目が該当する段落へのリンクとなったり、URLのハイパーリンクがそのまま使えたりするので、プリントで作るPDFより便利です。
用意されたスタイルをクリックしていくだけで簡単に文章がレイアウトできます |