バリ島ホテルの選び方・予約の仕方(3ページ目)

芸術の村、ウブドは郊外へ広がる傾向!?

ウブドから車で約60分のバグース・ジャティ。ヨガやスパに専念しにひとり旅で訪れるゲストも

バリ島の中心部、ウブドのステイ事情は、南部リゾートエリアと少々異なります。アランアランで葺いた屋根に木彫りのレリーフ、狭い割れ門など、バリ島の伝統的な建築様式を踏襲したリゾートが多い傾向。

そして中心地はこぢんまりとしたお宿が主流で、豪華リゾートはアユン川やプタヌ川の渓谷を見晴らす高台のシチュエーションに点在。そして、豪華リゾートはどんどんと中心地から離れたエリアへと進出する様子です。ショッピングや芸能を楽しみたいなら中心地が便利でしょう。ただ、郊外のリゾートもシャトルバスを用意し、おこもりしつつ街遊びもできる環境を整えています。

また、ウブドの森に包まれたリゾートには、ヨガをアクティビティに取り入れていたり、デスティネーション・スパもあります。スピリチュアルな空気が身も心も癒してくれる環境なのです。

最新エリア、ウルワツは大自然に囲まれたいカップルへ

圧倒的な夕映えに包まれるブルガリ リゾート バリ

バリ島の南端、ウルワツエリアにここ数年増えているのが、ブルガリ リゾート・バリをはじめとするラグジュアリーなリゾート群。切り立つ断崖の上に築かれ、視界一面に壮大なインド洋の眺めが広がります。そしてハイライトは夕暮れ時！ すべてが茜色に染まるみごとなサンセットを満喫できます。

ただ、これだけ自然が残っている地ということは、それだけ隔絶の地ということ。クタまで車で約30分と離れたロケーションにあります。リュクスなリゾートでは、敷地内ですべてが事足りるように施設が整っていますが、どちらかというと、おこもり系。アクティブに過ごしたい女性二人旅には、時間を持て余してしまうかも……。

長期滞在や若いサーファーに人気のロスメン

シンプルそのものなロスメン。エアコンなし、水シャワーの場合もあります

ロスメンとは民宿のこと。1泊1000円以下の安宿もありますが、エアコンがないケースも珍しくありません。室内はベッドとシャワーとトイレ、テーブルがある程度。ロスメンによっては、ジャッフル（ホットサンド）の朝食を部屋に運んでくれるサービスがあることも。

ロスメンはホームページがなかったり、旅行会社から予約をすることが難しかったりするので、日本から前もっての予約を入れるのは難しいでしょう。ですから、最初の1泊だけお手頃なホテルに予約を入れ、翌日にロスメンを足で探す……というのがいいのでは。クタやレギャンの細い路地（ポピーズレーン）などで、探すといいでしょう。