4.リレーションシップの作成(その1)
「モデルリスト」を特定の機種名だけで絞り込みたい場合には、フィールド指定 で“関連レコードの値のみ含める”にして、なにかのテーブルを指定すれば良さそうであることはわかりました。ではいったいなにを選ぶべきなのでしょうか?
ここで指定するテーブルとは“リレーションシップ”が設定されたテーブルのことです。リレーションシップとは特定のフィールドの値が一致するレコードだけを参照する関連づけを作成する機能です。早速作ってみましょう。
まず、ファイル - 定義 - データベース定義 を選んで、リレーションシップ の画面に切り替えてください。以下のような四角いものが線でつながっている画面が表示されます。
で、ここでやらなければならないことは単純です。まず、「製品カタログ」の タイトルが付いたボックスと、「売上管理」のタイトルの付いた ボックスを見つけてください。
※わかりやすいように並べ替えています。
2つのボックス(テーブル)が見つかったら、あとは関連づけしたい項目同士をマウスでドラッグしてつなげます。
↓ ↓
以上が完了したら OK ボタンを押してダイアログを閉じて、もう一度 ファイル - 定義 - 値一覧
の「モデルリスト」を編集しましょう。具体的には、フィールド定義の 値一覧の内容 で指定するテーブル を「売上管理」に変更します。
このリレーションシップをつかって値一覧のフィールド定義を設定する場合、以下のような組み合わせ関係が成り立ちます。リレーションシップは勘違いしやすいのでよく理解しておきましょう。
↓編集中のデーターベースと条件
フィールド定義の設定
取得されるデータの概要
さて、リレーションシップのしくみがなんとなく理解できれば、あとは「売上管理」レイアウトのブラウズ画面で期待通りのポップアップメニューが表示されることを確認しましょう。
このように FileMaker Pro 7 の新しくなったリレーションシップの設定画面(データベース定義ダイアログ上)は、複雑なリレーションシップのつながりも図形操作によってわかりやすく、簡単に設定することができます。