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androidアプリの基本形とは?(6ページ目)

androidのプロジェクトを作成し、プログラムの基本形を理解しましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

ソースコードをチェックする


さて、パッケージ内にはもう1つ、「R.java」というソースコードファイルも作成されていました。こちらはどうなっているのでしょうか。

/* AUTO-GENERATED FILE.  DO NOT MODIFY.
*
* This class was automatically generated by the
* aapt tool from the resource data it found. It
* should not be modified by hand.
*/

package jp.allabout.android;

public final class R {
  public static final class attr {
  }
  public static final class drawable {
    public static final int icon=0x7f020000;
  }
  public static final class layout {
    public static final int main=0x7f030000;
  }
  public static final class string {
    public static final int app_name=0x7f040000;
  }
}


これは一体、なんだ? と思われたかもしれません。これは、androidアプリで使用される各種のIDを定義しているクラスなのです。ここでは、Rクラスの中に「drawable」「layout」「string」といった内部クラスが定義されています。その中に、static finalフィールドが置かれています。プログラム内から利用される定数が、ここにまとめられているのですね。

ここで、各種のリソースにアクセスするためのインデックスIDを定義しておき、これらを指定することでリソースをそのまま指定し利用できるようにしてある、と考えてください。――例えば、先にActivityのonCreateで、setContentView(R.layout.main)と実行していたのを思い出しましょう。このR.layout.mainは、このRの内部クラスlauyoutにあるmainフィールドを指定していたのですね。これにより、このR.layout.mainで指定されたインデックスのリソースが読み込まれsetContentViewされていた、というわけです。


――以上で、androidアプリのソースコードは終わりです。「あれ? たったこれだけ? 実際に表示されていたテキストなんかはどこで作っていたの?」と疑問に感じた人。それらは、実はJavaのソースコードにはありません。リソースファイルとして定義されていたものが読み込まれ、利用されていたのですね。

では、次回はandroidのリソースファイルや設定ファイル類について説明をしましょう。
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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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