androidアプリの基本形とは？(4ページ目)

起動構成を作成する

では、作成したアプリをエミュレータで動かしてみましょう。Eclipseからプロジェクトを実行させるには実行（あるいはデバッグ）の「構成」と呼ばれるものを作成します。

これは、通常は＜実行＞メニューから選ぶと自動的に作成されるのですが、まだandroidのプラグインでは未対応のようです。従って、手作業で構成を作成していく必要があります。＜実行＞＜実行ダイアログを開く＞メニューを選び、「構成の作成、管理、および実行」というウインドウを呼び出してください。

ここで、androidアプリを起動するための構成を作成します。左側に見える構成の一覧リストから「Android Application」という項目を選択し、上の「新規の起動作成」アイコンをクリックして新しい構成を作成します。そして作成した構成を選択し、右側の領域で設定を行います。

Android Applicaitonの起動構成には、「Android」「ターゲット」「共通」といった３つのタブが用意されます。これらで、起動に関する詳細を設定します。これらを以下のように設定していきましょう。

・「Android」タブ
ここでは、起動するAndroidアプリに関する設定を行います。まず「プロジェクト」の右側にある「参照」ボタンを押し、現れたダイアログで起動するプロジェクトを選択してください。これでそのプロジェクトが設定されます。

プロジェクトを選択すると、その下の「Launch Action」というところに、利用可能なActivity（起動クラスと考えてください）が選べるようになります。「Launch Default Action」を選んでおいてもいいですし、「起動」を選び、ポップアップメニューから「jp.allabout.android.MyAndy」を選択してもよいでしょう。



・「ターゲット」タブ
これは、使用するエミュレータに関する設定を行うものです。ここでは、ターゲットから「自動」を選び、その下のAVDの一覧から、先ほど作成したバーチャルデバイスを選択します。ネットワーク速度、ネットワーク潜在、他の項目は、デフォルトのままでよいでしょう。



設定を行ったら「実行」ボタンを押してウインドウを閉じましょう。エミュレータが起動し、作成したアプリが実行されますよ。今回は、まだ何もコードを書いていませんので、デフォルトで作られるアプリ（「Hello,WOrkd,MyAndy」というテキストが表示されるもの）が表示されます。