Visual Editorは、GUIをマウスでデザインするEclipse純正ツール。 |
第4位 Visual Editor
どうも最近は「Java=サーバサイド」というような印象が強くなっていますが、もちろん一般的なアプリケーションでもJavaは使われています。いわゆる「GUIを利用したアプリケーション」の開発をする場合、必須となるのはGUIのデザイナーでしょう。この種のものとして一番のお勧めなのは、なんといってもEclipse Foundation自ら開発している「Visual Editor」でしょう。
Visual Editorは、AWT、Swing、SWTを利用したGUIをマウスで簡単に作成することのできるプラグインです。これは、<ソフトウェア更新><検索およびインストール>メニューを使って簡単にインストールできます。(「Eclipseディスカバリー・サイト」または「Callist Discover Site」のJava関係のプラグインの中に用意されています)
Visual Editorでは、作成するクラスをVisual Classとして用意することで、専用のデザイナが起動し、ビジュアルな画面デザインが可能になります。GUIアプリケーションの作成には不可欠のプラグインといってよいでしょう。
ただし、これはあくまで「Eclipseのプラグインの中では」という但し書きがついてしまうところはあります。正直いって、いまどき「GUIのデザイナも用意されていない開発環境」などほとんど見ることがありません。Javaの開発環境はEclipse以外にもいろいろとありますが、その多くは標準でGUIデザイナが内蔵されています。こうしたものと比べると、どうもVisual Editorは今ひとつぱっとしません。使い勝手も今ひとつだし、機能もそれほど高くはない。
あくまでも「Eclipseで全部作る」というのであれば、Visual Editorがいいですね、ということと考えてください。個人的には「GUIを利用するなら他の開発環境で作る」というのが本音だったりするのですが……。