JEditorPaneとは?


Javaのプログラムの中で、Webサイトの表示をさせたい、と思うことはないでしょうか。例えば、ボタンを押すと自分のサイトにあるページがウインドウの一部に表示される、なんてことができればずいぶんと面白い使い方ができそうですね。

このように「WebのページをSwingのウインドウの中に表示する」というときに用いられるのが、「JEditorPane」というコンポーネントです。これは、さまざまなフォーマットによるドキュメントをレンダリングして表示するのに用いられるものです。JEditorPaneには各種のデータフォーマットを編集するためのキットがいくつか用意されており、それによってまったく異なる種類のデータを表示させることができます。標準では、標準テキスト、HTML、RTFといったデータに対応しています。

とりあえず、ここではHTMLのドキュメント表示にしぼって説明していきましょう。では、もっとも単純な例として、JEditorPaneに、GoogleのWebサイトを表示させる簡単なサンプルを作成してみましょう。

package jp.allabout;

import java.awt.*;
import java.awt.event.*;
import java.io.IOException;

import javax.swing.*;

public class SampleApp extends JFrame {
  JTextField url_field;
  JEditorPane doc_pane;
  
  public SampleApp(){
    this.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
    JPanel p1 = new JPanel();
    p1.setLayout(new GridLayout(1,2));
    url_field = new JTextField();
    p1.add(url_field);
    JButton btn = new JButton("OK");
    p1.add(btn);
    this.add(p1,BorderLayout.NORTH);
    try {
      doc_pane = new JEditorPane("http://google.com/");
    } catch (IOException e) {
      e.printStackTrace();
      doc_pane = new JEditorPane();
    }
    JScrollPane scroll = new JScrollPane(doc_pane,
        JScrollPane.VERTICAL_SCROLLBAR_ALWAYS,
        JScrollPane.HORIZONTAL_SCROLLBAR_AS_NEEDED);
    this.add(scroll,BorderLayout.CENTER);
    this.setSize(new Dimension(400,400));
  }

  public static void main(String[] args){
    new SampleApp().setVisible(true);
  }
}

実際に試してみるとわかりますが、このJEditorPaneでは、Webページの表示を完全に再現できるわけではありません。JEditorPaneで再現できるのは、あくまで「HTML」によるコードです。最近のWebサイトでは、JavaScriptなどのスクリプトを使ってページを校正したりしていますが、こうしたものはうまく表示されません(JEditorPaneの内部でJavaScriptは実行できないため)。