薩摩硫黄島の野湯温泉4ヵ所



薩摩半島の沖にある硫黄島の野湯3ヶ所と温泉センターを紹介する。噴煙を上げる火山島の硫黄島には海岸に野湯がある。赤い湯や薄白濁した湯である。海岸の温泉と長浜温泉、ウタン浜温泉などのレポート


 

  1硫黄島行き フェリーみしま 


1. 鹿児島港発
2. 噴煙と急斜面の火山島
3. 硫黄島港の赤い温泉



みしま1
鹿児島港を出発するフェリーみしま


フェリーみしまに乗り、みしま村の硫黄島に行った。としま村のトカラ列島は時間がないと行けないが、硫黄島ならば1泊でなんとか行ける。

みしま2
噴煙の上がった火山島が硫黄島


鹿児島の南埠頭から出て、錦江湾をゆっくりと南下して硫黄島に行く。海上からの硫黄島の眺めは素晴らしい。噴煙を立ち昇らせた岩山が海の上に大きく見え、噴煙は火口だけでなく周囲の岩肌からも数多く立ち昇り、凄い野性的な外観である。

みしま3
島の岩壁からも噴気が立ち昇っている


島の周囲は温泉が湧出しているのであろう、海水の色がエメラルドグリーンや赤に染まり流れ出している。北側の穴の浜あたりはエメラルドグリーンの海の色になり、赤湯付近は名前のごとく赤い湯が海面に流れ出ている。

みしま4
堤防内は赤い温泉で満ちている。


そして硫黄島港に向うのであるが、港が凄い色である。ほぼ有馬温泉のような赤褐色に染まっている。驚きの光景であった。

みしま5
船の動きで温泉と海水が混ざる


硫黄島の港内は赤い温泉と緑色の海水が混じりあい、美しい光景である。


硫黄島行き フェリーみしま
鹿児島県三島村
〒892-0821 鹿児島市名山町12番18号
TEL 099-222-3141
fax 099-223-1832

  • 硫黄島行き フェリーみしま
  • 硫黄島行き フェリーみしま運行表

     

     2 硫黄島港温泉  自然湧出の野湯


    1. 港内至るところで温泉が湧出
    2. 源泉は弱食塩泉であろう海水より薄い。
    3. 鉄分多し 真っ赤に染まる
    4. コンクリートで浜は覆ってあるが隙間や、岩の露出している部分から温泉が湧出



    港温泉1
    赤い部分は温泉だった


    この港の温泉のことを聞くと、各所に湧出しているとのことなので、フェリー到着後に港を散策してみた。船が付く周囲は赤さが濃く、温泉の湧出も多いのであろうが、水深が深く入浴は無理である。

    港温泉2
    鉄分の多い源泉である


    そこでコンクリートで斜面になっていて水面に触れられる地点に行ってみた。幸運にも干潮で、一部波打ち際より上流に岩が露出しており、その周囲から透明な湯が湧出しているのが発見できた。

    港温泉3
    表面が暖かい


    海面を触って、驚いた。温泉である。35から40度くらいの水温があり、熱い温泉は上に溜まるので海の上に薄く温泉が広がっているような状況になっている。50センチも沈むと冷たい海水である。岩の露出していないコンクリートで固められた部分もジョイントや亀裂から温泉がどんどん湧出し、漁船を引き上げるために作られたコンクリートの斜面の波打ち際の表層は、すべて適温の温泉であった。

    港温泉4
    湧出量の多い地点を発見した


    湧出直後は透明であるが、この源泉は鉄分を多量に含有し、海と混ざると真っ赤に酸化する。また塩分も海水より薄いものである。しかし酸味や硫黄臭はなく含鉄食塩泉であろう。波打ち際に腹這いになって入浴すると快適である。また一部岩の露出している部分は湧出量が多いので普通に入浴しても暖かい。島ではそちこちに温泉が湧出しているらしく珍しいものではないようだ。まだまだ湧出地点は数多いと思われる。



    硫黄島港温泉  自然湧出の野湯
    鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島
    TEL.なし
    【料金】 なし
    自然湧出野湯
  • 硫黄島港温泉  自然湧出の野湯

    次は硫黄島港に続く長浜の海岸温泉と開発センターの温泉