3 小浜温泉 春陽館
1. 木造の唐破風の立派な造りの温泉宿
2. 木造3階の宿 宿泊した。
3. 加水掛け流し
御殿のような立派な外観夜景 |
小浜温泉は数回目であるが、毎回行く度に春陽館の立派な破風の付いたエントランスを見てここに泊まりたいなあと思っていた。木造3階で古く立派な外観ながら、内部は改修されていて、中に入るとそれほど古さを感じない。隣りにコンクリートの新館も建っているが、私は旧館の部屋を指定した。
入母屋と唐破風が豪快な建築 |
小浜温泉は長崎では雲仙と並ぶ大温泉地で、100度近い源泉が大量に湧出し、別府の鉄輪のようにゆけむりが立ち昇る景観である。余りに湯量豊富で残り湯が海に流れ出ている。海岸はゆけむりに包まれて、熱い湯が大量に流れ出る光景を見ると凄い湯量だと感心した。
2階の大きな内湯 |
諫早などの海の対岸からも天気が良いと小浜のゆけむりが遠望でき、小浜は凄いなあと思ったこともある。別府の湯けむりのようである。湯は99.6度の食塩泉である。等張性の食塩泉で飲泉するとちょうど良いスープのような塩味である。総計9160mgである。
2階内湯に付いた海の見える露天風呂 |
あまりに熱いので加水掛け流しである。チオ硫酸イオン(S2O3)が0.8mg含有されているが、噴気臭か硫黄臭か分からないような微妙な匂いで、透明、塩甘味、噴気臭と観察した。少加水なのであろう、源泉の良さが損なわれていなかった。
見晴らしの良い屋上露天風呂 |
コンクリートの新館の屋上にある露天風呂は、やや加水が多く個性は弱くなっていた。しかし海を眺める景観が美しく、良いものであった。内湯は2箇所あり2階の茂吉の湯は小さな露天風呂も付いている。朝に男女交代になった1階の内湯は外気に開放されているので半露天風呂の浴室であった。春陽館の外観は夜景も良いが、朝の姿がさらに立派であった。
まさに海沿いの温泉地である |
小浜温泉 春陽館
長崎県雲仙市小浜町北本町1680
TEL0957―74―2261
11:00~23:00
定休日 無し
【入浴料金】500円
次は小浜温泉の中の変り種、刈水鉱泉と海に沿った露天風呂「茜」