冬季の群馬県北部の温泉、丸沼温泉や白根温泉、東小川温泉と野湯、地元専用共同湯
群馬県北部は冬季間には雪によって閉鎖になる温泉がある。丸沼のほとりにある立派な宿環湖荘と白根温泉の湯量豊富な共同湯や地元専用共同湯、野湯などレアな温泉の紹介。
1丸沼温泉 環湖荘
1. 冬季休業になっていた。許可を取って入浴
2. 源泉はSUSバスに流されている
3. 素晴らしい新鮮さ
4. 硫黄臭多し。湯の花浮遊
立派な木造入母屋の宿 |
丸沼温泉は以前、入浴のみ不可で断られ、課題になっていた温泉である。今回日帰り入浴可能になったとのことで訪問した。11月下旬の丸沼は路面に薄く雪が付き、冬景色の始まりを見せていた。立派な外観の入母屋造りの宿である。
源泉直接のステンレス浴槽に掛け流し |
大きな施設で、奥にも棟が建っている。しかしどの窓も雨戸が閉められ、すでに冬季休業になっていた。ここまで来たのに非常に残念である。フロントに入って見るとまだ人が残っており。もしかしたら浴槽に湯があるかも知れないと思い、聞いてみるが、すでに浴室は閉めてしまったとのこと。
まさに新鮮な湯の掛け流し浴槽もレアで良い |
しかしお湯に触れられないかと頼むと、外に流してあるとのことである。触れるだけでも良いと、行ってみると素晴らしい光景があった。高さ1.5mほどの3.4人は入れそうなステンレスの浴槽というか貯水タンクに源泉が入れられ垂れ流されている。宿の人にお願いして入浴した。湯量は適温になるだけ入れられ、まさに簡易浴槽のようであった。
新鮮な湯なので硫黄臭がした |
湯は単純硫黄泉であろう。湯が新鮮なので硫黄臭が湯面から立ち昇り素晴らしい。やや熱め適温で42、3度ほどであろう。入浴すると立ってちょうど胸の辺りまでの深さである。透明、少たまご味、硫黄臭と記録した。この仮設風呂はおそらく冬の雪解け用に造ったのであろう。溢れ湯が配管され家の周りに所々に穴を開けてスプリンクラーのように流されていた。つるつるはないが源泉直接の湯と思われ新鮮であった。ステンレス浴槽の仮設施設に入るというレアな感じも良く、非常にラッキーなタイミングの訪問であった。
丸沼温泉 環湖荘
〒378- 0414群馬県利根郡庄品村東小川4658-13
0278-58-2002
不定休 要連絡
- 丸沼温泉 環湖荘
2 座禅温泉 シャレー丸沼
1. 石膏芒硝泉
2. 内湯掛け流し、露天風呂循環
3. 透明、少薬味、湯の香あり
ロッジのようなホテル外観
丸沼温泉のすこし下流にある丸沼高原スキー場に付属した温泉。スキー場はすでに一部オープンしていた。センター施設のシャレ-丸沼で入浴した。
掛け流しの内湯浴槽
55.2度の石膏芒硝泉(NaCa-SO4)で総計1660mgの温泉である。内湯が加水掛け流し、露天風呂はオーバーフロー循環で使われている。内湯は簡素な四角い石造りの浴槽である。露天風呂は庭園風の大石で造られ、山々の景観も良い、しかし掛け流しの内湯がベターである。
露天風呂は大石組で風情がある
内湯湯口で透明、少薬味、仄かな湯の香と記録した。弱いすべすべ感もあり、温泉の個性は少ないが残っていた。
座禅温泉 シャレー丸沼
群馬県利根郡片品村東小川4658-58
TEL 0278-58-4300
大人750円
13:00-20:00 無休
座禅温泉 シャレー丸沼
次は湯量豊富な白根温泉と野湯の某温泉。Z温泉と命名されている