4入野谷温泉 南アルプス生涯学習センター
1. 旧塩見山荘の小瀬戸源泉をローリー
2. H2S 3.6mgは抜けていた
3. 透明、無味、無臭
立派な建築の外観 |
長谷村にある温泉施設。温泉入浴センターというよりも宿泊施設の内湯という使い方である。石積の1階外壁と深い屋根の2階の立派な外観のホテル建築である。温泉は一部浴槽のみ使われていて、ほかは活性水風呂やハーブ風呂、サウナなどである。
温泉は内湯浴室のみ |
鉱泉は塩見山荘の小瀬戸鉱泉を運んで使っている。しかし湯は個性がすっかり抜け透明、無味、無臭の湯になっていた。分析表によると、11.1度の含硫黄重曹泉で、CO3 25mg HS 3.6mg 溶存1133mgのものである。
タイル貼りの浴槽 |
加熱、循環、殺菌であろう。この3点セットではローリー輸送温泉などはひとたまりも無く透明、無味、無臭になってしまう。使い方が難しいところである。ちょろちょろとでも源泉を継ぎ足し続ければ良いと思う。
入野谷温泉 南アルプス生涯学習センター
長野県上伊那郡長谷村大字市野瀬405
TEL 0265-98-1030
【営業時間】11時~21時
定休日 第2・4水曜日 12/29~12/30 1/5~1/8
【料 金】500円
5 鹿塩温泉 山塩館 (温泉地再訪) 宿泊
1. 循環 源泉はあまりに少なくちょろちょろ
2. 分析時によって濃さが変わる 15グラム(S58年)、19グラム(古い分析表)36.8グラム(H11年) 25.3グラム(H16年)の食塩泉
3. 温泉協会の講師で呼ばれる。分析表4枚あり
山塩館玄関外観 |
海から最も遠い地域とも言える大鹿村に湧く強食塩泉の鉱泉。秘湯を守る会に入っている山塩館とそのすぐ下に塩湯荘と少し離れて山景館の3軒の温泉である。以前は山景館に入浴したが10年近く前で、記憶が薄くなっている。
古い19グラムの分析表 |
山塩館が一番大きく、塩湯荘が古い二階建てで鄙びていて良い風情である。山塩館は大きめな内湯1つで循環である。源泉口があるが、滴る程度しか入れられていない。しかし図示された表示に拠ると、内部で循環しながら源泉も追加しているようである。湯口からの量をもう少し増やすと良いと思われた。
内湯浴槽のみ |
湯は平成16年の最新の分析表によると25.3gの強食塩泉で13.4度。土類成分や重曹分の少ない純な食塩泉である。分析時の季節によって地中の差し水の量が変わるらしく成分総量が変化するとのことだ。桧風呂と岩風呂が男女交代になる。透明、塩辛味、無臭と観察した。純な塩水である。加温、加水、循環、殺菌である。小さくても良いので源泉オーバーフローの加熱浴槽を造ると最良である。
鹿塩温泉 山塩館
【住 所】399-3501 長野県下伊那郡大鹿村鹿塩631
【電話番号】0265-39-2303
【日帰り営業時間】am10:30~pm2:00
【定休 日】要連絡
【料 金】500円
次は小渋温泉と強いアルカリ性の四徳鉱泉