温泉/東北の温泉

鳴子の名湯、白濁の滝の湯と高友の黒湯(2ページ目)

鳴子温泉郷の中でも東鳴子温泉には油臭のある黒湯の名湯、高友旅館の「黒湯」と鳴子温泉の中心にある共同湯、白濁した湯の「滝の湯」のレポート

執筆者:郡司 勇


 2鬼首温泉  間欠泉 弁天 




間欠泉1
間欠泉噴出の光景


鬼首の間欠泉に行った。弁天間欠泉は15分に1回高さ15mほど吹上げる。10分ほど待つと音とともに間欠泉の噴水が吹上げた。ほかにも雲竜間欠泉と玉の湯という源泉もある。


 3鳴子温泉 滝の湯共同湯 



1. 白濁の酸性泉の湯 
2. 大量の湯の掛け流し
3. 隣のゆさやと泉質が全く違う。



鳴子遠景
湯けむりのたなびく鳴子温泉街


ゆさやの隣にある滝の湯共同湯に再訪した。木造の瀟洒な造りの共同湯で、浴室には3本の湯滝があり、1本は浴槽に入れられ、2本は打たせ湯になっている。総計1006mgの酸性明礬石膏芒硝泉でH2Sが2.7mg含有されており白濁している。酸味があり、少硫黄臭である。


滝の湯1
小さな木造の滝の湯外観


少量の硫黄分ながら酸性の温泉は白濁して存在感がある。酸味もあり個性的な湯である。


滝の湯2
真っ白に白濁した滝の湯


となりのうなぎ湯と湧出深度の違いで99.5度から46.2度に低くなっている。しかし酸味が出てくるという火山性温泉地帯の温泉分布である。


滝の湯3
大きな浴槽の裏が打たせ湯


滝の湯は白濁した酸性硫黄泉でPH2.8、となりの「ゆさや」うなぎ湯はPH8.9の含硫黄重曹芒硝泉という違いが珍しい。源泉はすぐ隣であるが滝の湯は22mの深さ、うなぎ湯は75mの深さである。約50mの違いでこれだけ違う源泉が湧出するのである。


※この記事に書かれている情報は2005年7月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。


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