神奈川県の日帰り温泉4ヶ所(前編)
神奈川県に新しく出来た日帰り温泉センター8ヵ所のレポート、川崎市内の縄文温泉「志楽の湯」と泉温泉「葛の湯」、戸塚にある「ウインズラジャ温泉」、大船近くの「田谷温泉」など前編4ヵ所
1 縄文天然温泉 志楽の湯
1. 国道1号近くの川崎市内にある日帰り温泉
2. 庭は舗装されておらず、疎林のような風情
3. 褐色の強食塩泉で臭素臭がある
4. 切り石造りの内湯と庭園石組の露天風呂
瀟洒な和風エントランス |
川崎の第2京浜近くの市街地にある温泉。黒川温泉の新明館御主人である後藤哲也氏プロデュースの温泉施設ということである。予想通り駐車場は舗装しておらず、広葉樹林の若木が植えられていた。数年経ち大きく成長すると疎林になり美しいであろう。未舗装の駐車場や砂利のアプローチも踏み固められそれなりの風格が出るであろう。平屋の造りの建築は黒く塗られ古風な面持ちである。
切石造りの内湯に褐色の湯 |
切石の大きな内湯と石積みの露天風呂があった。38.5度の強食塩泉で総計27750mgである。NH4 137mg、Br 68.6mgなどの個性的物質を濾過することなく使っている。黄色褐色、塩味、臭素臭とアンモニア臭があり良い使い方である。源泉の個性はかなり残っている。色が黄色味を帯びておりなかなか個性的である。刺激的な匂いもあり、東京近郊の強食塩泉はこのように含蓄のあるものである。しかし多くの他の、施設が綺麗な湯に濾過され薄い褐色になっている、さらにひどいのは透明な塩湯になることが多く、この温泉を見習ってほしい。新表示の項目が見当たらなかったが、近いので再訪して良く確認してみようと思った。
2 泉温泉 葛の湯
1. 重曹とメタ珪酸での規定泉
2. よわいつるつるが個性
3. 露天風呂と源泉水風呂で温泉利用。
曲線を使った現代建築のエントランス |
横浜の泉区にあるスーパー銭湯。住宅地の細い道を行くアプローチ。温泉は露天風呂の1つとサウナ横の源泉浴槽で使われている。重曹とメタ珪酸による規定泉で18度の温泉である。総計490mgである。
露天風呂のみ加熱源泉利用 |
微褐色、無味、カルキ臭である。弱いつるつるが温泉の感触として出ていた。加熱、循環・濾過、殺菌の3点セットであるが加水はなしである。新表示によって各地の温泉の使い方が分かるが、ほとんど循環・濾過、加熱、殺菌の3点セットである。
サウナ用の水風呂も源泉利用 |
次は戸塚と大船の温泉入浴施設 2ヵ所