温泉街の風情が良く、湯も絶品の小野川温泉
硫黄臭のある正統派食塩泉の小野川温泉を紹介する。山形県の米沢から小野川温泉、白布温泉などに寄り、磐梯山の中の湯や会津東山温泉や只見川沿いの温泉などに米沢着発で行った。再訪の温泉が良く。新規の温泉は数稼ぎでした。
1 赤芝温泉 広重温泉
1. 廃業したラブホのすぐ上流にある
2. 研修所の温泉 一般入浴可
3. 31.8度 単純泉 透明、無味、無臭
4. 循環加熱 少量加湯 独自源泉
三角屋根の外観 |
赤芝温泉はスパムーチョなるホテルで利用されていたが、今回行ったら廃業していた。源泉施設はそのままであったが、ポンプの電源は当然入っておらず、湯に触れることはできなかった。赤芝地区でほかに温泉はないかと地元で聞き込みすると、やや上流の企業の研修所で入浴できることが分かった。
川沿いの半掛け流しの内湯 |
三角屋根の川沿いの浴室で、内湯には温泉が入っていた。露天風呂も付いているがカラであった。少オーバーフロー循環の単純泉で透明、無味、無臭の個性の少ないものである。31.8度でNa 162 Ca 23 Cl 193 SO4 90 HCO3 86という食塩系である。川沿いのダムの下で、雪解けの激しい流れが浴室から見えた。
2 小野川温泉 滝湯共同湯
1. 80.3度 S-NaCa-Cl(含硫黄土類食塩泉) 総計5768
2. 20%加水 透明、塩苦味+たまご味、硫黄臭
3. 新表示で20%加水と分かった。
木造の小さな宿が好きである。二階堂旅館 |
小野川の温泉街は尼湯を中心にいくつかの宿が寄り添っている中規模の温泉街である。そのなかで二階堂旅館と尼湯前の扇屋旅館が木造2階建てで気に入った。尼湯の少し手前にある滝の湯共同湯にまず入浴してみた。
風格のある扇屋の建築 |
コンクリートの四角い造りの簡素な外観である。小さなモザイクタイルの浴槽が一つのみの小さな共同湯である。湯は含硫黄NaCa―Cl泉で80.3度 総計5768mgのなかなか濃い土類食塩泉である。
滝の湯共同湯の簡素な外観 |
硫黄分はHSの1.7mg H2Sの2.5mgで総硫黄4.2mgである。透明ながら塩苦味とたまご味、硫黄臭のある良い湯である。掛け流しであるが、熱い湯なので20%の加水と明記されていた。しかし味覚や硫黄臭が良く残り加水の影響は少ないと思われた。外観は綺麗に塗装されているが内部は鄙びた共同湯であった。
壁から源泉が入れられている滝の湯の浴槽 |
次は小野川温泉尼湯の紹介