白い湯、青い湯。褐色の湯・別府の極上名湯
私の大好きな別府の名湯を紹介します。まず山際に硫黄臭と噴気に包まれた温泉地の明礬温泉から白濁した硫黄泉のえびす屋、そして全国でも屈指の素晴らしい温泉。青い湯で有名な神和苑、そして次に別府の海岸沿いの褐色のモール系温泉のシーサイドホテル美松の3湯を紹介します。
1 明礬温泉 えびす屋 ヌル湯の濃い硫黄泉と
内湯の1箇所の酸味のある硫黄泉が良い。
別府明礬温泉のえびす屋外観 |
オンパクの温泉案内も、これで4回目を数える。いつもすぐに満員になるとのことで嬉しい。今回は特に鄙びとか、変わり種とか、色などのテーマを決めずに良い湯3泉とした。しかし結局3色の色が揃った。まず白濁した硫黄泉の明礬温泉「ゑびす屋」から始めた。
一番大きな混浴露天風呂 |
ここの混浴露天風呂や個室風の数多い温泉を楽しんでいただこうと思い、ゑびす屋を選んだ。温泉は大きく3種類あり白濁の硫黄泉の硫黄が濃いものと酸性のある硫黄泉のもの、そして炭酸泉と言っている透明な温泉である。
白濁の濃い硫黄泉の露天風呂 |
露天風呂は硫黄泉で弱く白濁している。しかし入れ子状になった浴槽に濃い硫黄泉を入れており、白さが強くなっている。
薄白濁した大きな露天風呂 |
露天風呂の下に内湯棟があり廊下の両側は浴室が並んでいる。うち小さな木枠の浴槽は白濁の硫黄泉で露天風呂の濃いものと同じような硫黄泉が入れられている。
小さな内湯も白濁している |
海側の明るい内湯の硫黄泉は明礬温泉のもう一つの系統である酸性泉を感じる白濁した硫黄泉であった。この硫黄泉のみ酸味があり、ほかと明らかに違った。また透明、無味、無臭の男湯もある。また打たせ湯も炭酸泉とされ透明、無味、無臭の個性のない湯であった。分析表ではPH2.85の温泉で水素イオン(H)1.6mgで主成分になっている。S2O3 0.5とH2S 23.9mgの硫化水素型である。酸味のある源泉の分析表であろう。
海側のやや大きい内湯 |
露天風呂の湯は白濁、硫黄甘苦味、硫黄臭多しで、窓側の内湯は白濁、酸味、硫黄臭。山側の内湯は白濁、少たまご味、少硫黄臭と記録した。
内湯のうちの一つ |
次に続く、青い湯の神和苑